11話 ページ11
『ちょ、テヒョ…ン、それ、やだ…』
「ん？」
昼間は、子供みたいに幼く思えるテヒョンだけど、夜になると彼は全く違う顔をする。
私を後ろから抱きしめて、全身の匂いを嗅ぐテヒョンに、くすぐったくて腕から抜け出そうとするけれど、彼がそれを許すはずもなくて。
「A、すごくいい匂い。」
『え？テヒョンと同じ香りだと思うけど…んっ』
「しゃんぷーじゃなくて、Aがもってる匂いのことだよ。」
彼の低い声は、どうも心臓に悪い。
耳元でささやかれると、ドキドキして心臓が壊れそうになる。
「ね。
きすしていい？」
『…、』
「いい？」
恥ずかしくて答えられないでいると、無理やり彼の方を向かされて、観念して首を縦に振る。
そうするとまた、激しく唇を奪われて、
そこから流れ込んでくるのは、悶えそうになるほどの快楽。
まるで麻薬だ。
テヒョンとのキスは、恐ろしいほどに気持ちがいい。
子宮が刺激されて、思わず足を閉じるけれど、
それを許さないとばかりに、私の足の間に体を滑り込ませるテヒョン。
密着する体に、伝わってくるテヒョンの体の暖かさに、
気がついたら彼の背中に腕を回し、自分から引き寄せていた。
「そんなことされると、
とまらなくなるよ？」
そう言って、彼は私の首筋に顔を埋め、繰り返し唇を押しつけていたかと思うと…
『っつ、』
突然歯を立てて噛み付いた。
痛いはずなのに、痛みよりも甘い痺れを感じて、
体が訳の分からない浮遊感を感じる。
それからまた、息つく暇もないほどのキスの嵐。
ああ。
このままじゃ私、
この快楽にいつか、身を滅ぼしてしまいそうだ。
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つきこ(プロフ) - テヒョンのソロアルバム聴きながら読みました😭せつないけど最高のお話でした✨ (11月12日 20時) (
レス) @page27 id: 449ba1617b (このIDを非表示/違反報告)
あいし(プロフ) - あかん。ほんまに泣ける😿 (2023年1月27日 15時) (レス) @page27 id: 6ccfb19ab8 (このIDを非表示/違反報告)
murasaki5027(プロフ) - 番外編、続編希望です！！ (2022年5月26日 18時) (レス) @page26 id: 1f714ed38e (このIDを非表示/違反報告)
わたし。(プロフ) - このテヒョン、妄想ですがドタイプです！！！！ (2021年4月22日 0時) (レス) id: 373e34b3f9 (このIDを非表示/違反報告)
ジョングガ - ミロさんの物語ほんとにLOVEすぎて困る、どの作品見てもいいわぁってなるし最高！面白かったりする話でも最後は泣ける話だったりして毎回楽しませてもらってます。本当に小説化して欲しいくらい笑これからも頑張ってください (2020年11月8日 1時) (レス) id: c6fa5ac741 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年10月14日 20時
