花の香り ページ4
戻ってきたジョングクさんが声をかけてくれてるというのに、嗚咽がひどくて答えることができない。
ああ、だめだ。
今更酔いが回ってきて、感情的になってしまう。
JK「ねぇ、」
『ふられたんでず…っ！』
JK「…え？」
突然顔を上げた私に、ジョングクさんが目を丸くする。
『わだじ、きょう、4年間つきあってた彼氏にふられたんです！！』
JK「それは…つらいですね。」
『しんじられんぐらい、つらいです…っ！！』
そうだよ、私めちゃくちゃ辛いんだよ。
だって、テヒョンのことすごくすごく好きだったんだもん。
あんな優しくて暖かい人、他にいないよ。
だけど、
だけどさ。
『理由もおしえてくれないなんて、ひどい！！』
悪いところがあれば、言ってくれたら直したのに。
チャンスすら与えてくれなかった。
JK「ひどいね。」
隣でゆっくり話を聞いてくれるジョングクさんは、多分、とても優しい。
初対面でいきなりわんわん泣き出す女なんて、扱いに困るはずなのに。
そう思ったら、少しだけ冷静になれた。
私、何してんだろうと思って。
『…、ごめんなさい、私…っ』
帰ります、と言いかけて言葉を止める。
顔を濡らす涙を拭い、彼の方を見た瞬間。
ふわっと香った花の匂いが、何故だか少し懐かしく感じて…思わず、じっとジョングクさんのことを見つめてしまった。
そして
『…！』
一瞬にして、濃くなった花の匂いに、
目の前の彼の長い睫毛に、
逃げなくちゃいけないのに、
クラクラして、唇がじんじんして、
甘くて溶けてしまいそうになった。
なんで私、キスされてるんだろう。
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しから - 泣きました、ありがとうございます！まだ読んでいる途中ですが、大好きな作品です！コメント、読んで頂けると嬉しいです‥！ (2021年11月12日 21時) (
レス) @page32 id: b67168fa9e (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あ。さん» あ。様 初コメとっても嬉しいです！(*^^*)このお話はちょっと悲しいですよね（ ; ; ）続きも切なくなりそうですが、うまく書けるように頑張りますね(*^_^*)応援ありがとうございます！！気合い入りましたっ！！2章もどうぞよろしくお願いします！ (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - eriさん» eri様 コメントいただきありがとうございます！とても嬉しいです(*^^*)他のお話も読んでくださったのですね。このお話は少しタイプが違うので不安でしたが、そう言っていただけてとても安心しましたっ！少しでも楽しんでいただけるよう、続きも頑張りますね！(о´∀`о) (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ミホさん» 泣かせてしまってすみません…！！私も書きながら垂れ流してます！！(T ^ T)続きも頑張りますね！また覗いていただけると嬉しいです！！(^ ^) (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - さっちゃんさん» さっちゃん様 もう私さっちゃん様を待ってしまっている（笑）嬉しすぎるお言葉をありがとうございます！！そうなんです、すごく迷ってて（ ; ; ）どっちでも悲しいしあーもーどうしようかと！！迷う気持ちを持ちながら、2章ぶつかってくんで、どうぞ宜しくお願いします (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年9月12日 22時
