23こ目 ページ23
『わたし、けっこんはソクジンとしたいな。』
JN「え？やだ、オッパちょっとドキっとしちゃったんじゃん。」
『やっぱりロリコン？』
JN「こらー」
またまたすねてしまったソクジンに笑ってしまうけれど、
今のは紛れもない、
私の本音。
JN「これからどうしようか？
もっと遊べるようなところに行くつもりだったのに、テヒョンのやつめ。」
『このなかはいれない？』
JN「え？」
私の言葉に、ソクジンは少し困ったような顔をする。
テヒョンさんが連れてきた場所。
それは、
私たちが通っていた大学だった。
JN「んー。
入れるとは思うけど、今は夏休みだし、何も面白くないと思うけど。」
『おもしろくなくていいよ。』
ここは、私にとってもソクジンにとっても思い出がたくさんあふれる場所。
だからこそ、私たち二人ともがここを訪れることで、何か乗り越えられるきっかけになるかもしれない。
少し怖い気持ちもあって、思わずソクジンの手をぎゅっと握ると、そんな私を見て彼は優しく笑ってくれた。
JN「うわ、懐かしいなー！」
大学に入ってすぐに、きょろきょろと周りを見渡すソクジン。
私の方も、目に映る全てが懐かしく感じる。
ソクジンとは違って、つい最近まで通っていたはずなのに、不思議。
『にくまんせんせーって、まだいるのかな？』
JN「え？」
私達の授業を受け持っていた教授の中に、真っ白でふくよかな見た目のせいで、肉まん先生なんて呼ばれている教授がいた。
JN「…なんで、Aちゃんが先生の事知ってるの？」
『え！？』
し、しまった！！
先生のこと、今の私が知るはずないのに！！
私の馬鹿！！
どうしよう！
JN「わかった！テレビで見たんでしょ？
あの先生、結構賞とか取ってるみたいだし。
意外と有名らしいもんね。」
『！！しょ、そーそー！！』
あっぶなー！
よかったよ肉まん先生が有名な人で！
今日は気をつけないと。
下手なことを言えば、ソクジンに変に思われてしまう！
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カナン - 気になって読んでみたらまさかの展開で…。涙止まりませんでした！最後のテヒョンは全て知ってるかのような振る舞いがあり、興奮してしまいました\(//∇//)\これからも頑張ってください！ (2022年1月5日 3時) (
レス) @page42 id: 7156131372 (このIDを非表示/違反報告)
なる - とてもよかった！不思議なやさしいお話でした。 (2021年12月21日 9時) (レス) @page42 id: e79cab2ce6 (このIDを非表示/違反報告)
karensongping(プロフ) - 題名に惹かれて一気読みしたんですが涙が止まりませんでしたw素敵な作品をありがとうございます (2021年7月2日 23時) (レス) id: d8cd70cdbd (このIDを非表示/違反報告)
ユノ(プロフ) - 爆泣きしながら一気読みしました…感動しかないです、ミロさん、素敵な作品を本当にありがとうございます。明日からの生きる糧になりました、本当に。 (2020年12月5日 23時) (レス) id: 007bae5e34 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - のんさん» お返事遅くなりましてすみません(´；ω；`)嬉しすぎるお言葉をありがとうございます。読んでいただけてとても嬉しいです。また是非遊びにきたくださいね。 (2020年8月3日 19時) (レス) id: a66c275241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年8月4日 22時
