落ち着きなんてあるわけもない ページ9
NJ「ヌナ、携帯かしてくれない？」
『いいよ！
電話するの？』
NJ「ううん、ちょっとボイスレコーダーが使いたくて…」
『ボイスレコーダー？』
NJ「そう！」
携帯を渡すと、街に向けてそれをかざすナムジュン君。
『なにを録音してるの？』
NJ「街の音だよ。
信号機の音とか、人のざわめき方とか、韓国とは少し違うから。」
『言われてみればそうかも…！』
NJ「今、いろんな音をたくさん集めてるんだ！！」
なのに今日レコーダー忘れちゃってと、照れ臭そうに笑う彼。
携帯を私に返そうとするけれども、首を横に振る。
『今日一日使ってていいよ！
好きな時に好きなだけ録りなよ。』
NJ「いいの！？」
頷くと、それそれは嬉しそうに笑う。
音を集めるなんて、私にはよくわからないけれど、
彼にとっては大切なことなんだろう。
そうじゃなきゃあんなに目を輝かせないよね。
店『いらっしゃいませー！！』
やってきたのは、ガイドブックに載っていた鉄板焼き屋さん。
中に入ると、人の良さそうな店主のおじさんが、
景気良く迎えてくれる。
TH「テテ、ホソギヒョンのとなりがいいっ！」
JK「ヌナ！ヌナ！ここきて！」
JM「ジョングギ！ぼくのとなりおいで〜」
JK「いやっ」
JM「…！」
うわーんと半泣きで駆け寄ってきたジミン君を抱き上げ、座敷に上がる。
各テーブルには鉄板が付いていている。
うわ、これ子ども達大丈夫かな？
HS「うえー。テヒョンなにしてんの。ちゃんと座って。」
TH「ホソギヒョンすきー！
ちゃんと、ヒョンもテテにこうやってして！」
いきなりホソク君に抱きついて、
無理やり彼の手を自分に巻き付けようとしているテヒョン君に、
JK「ヒョン、だいじょぶでしゅかー？」
JM「ん…だいじょぶ。グギ、らくちん？」
JK「らくちん！！」
何故か震える足でジョングク君をおんぶしながらテーブルを目指す、一度振られたくらいじゃめげない、起き上がり小法師ジミン君。
そして、歩く爆弾ナムジュン君。
まだまだ大人しくなんてできやしない年頃の彼らは、たとえこの場が真綿の絨毯だったとしても目が離せない。
JM・JK「あっ」
『はっ！！！』
ズサーーーーーッ！！
案の定、バランスを崩して後ろにひっくり返りそうになったジミン君とジョングク君を、スライディングしてキャッチする。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えみ♪♪(プロフ) - ミロさんの作品は全部何度も読み返してます。とても大好きです！！ (2021年8月25日 22時) (
レス) id: 004a0e4a1a (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 新しいキャラクター、待ってました！！ どうやら今の展開で行くと、ソクジンさんとライバルになりそうですね! 楽しみです☆ 私も大好きです!! (2020年5月17日 17時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
さいとー。 - なんなんですか！？この最高の話は！！！ジミンちゃんの骨拾うとかちょいちょい出てくる言葉にセンスしか感じません！笑 (2020年4月27日 18時) (レス) id: 577906deae (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - まかろん1106さん» わ！わ！わ！えーん！！嬉しすぎてどうしましょうかっっ！！本当にこんなふうにいただける暖かいお言葉に支えられて毎日楽しくお話書かせていただいてます(T-T)こちらこそありがとうございます！(＞人＜;)これからも何卒よろしくお願いします…！！ (2020年1月5日 11時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん1106(プロフ) - ミロさん！突然ですが私、ミロさんが書くお話…ほんっっとに好きでして、もう、毎日ミロさんの色んなお話読ませてもらってるんですが、もう依存するくらい素敵な作品ばっかりで感動してます！笑 (2020年1月3日 1時) (レス) id: 874c25485a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年5月8日 19時
