続★マシンヌンキム家

暇を持て余すと事件【YG】 ページ23

TH「ユンギヒョン、テテがひまだよ。」

JM「ちみもひまだよ。」






…始まった。



春休みも終盤になり、
そろそろうるさくなる頃だろうとは思っていたけれど。


ソファーに横になっていた俺のところまで来て、
やんやと騒ぎ始めた双子達。


こいつらに言われるがままにした結果
散々振り回されたのをまだよく覚えている。

だから、こういう時は寝たふりをするに限る。



TH「ヒョーン！」

JM「おきてー。」


強く揺さぶられたり、
まあまあの力で頬を打たれたりなどしたが、(恐らく犯人はマンネ)
耐え忍ぶうちに、諦めた弟たちは俺のそばを離れていった。



ひりつく頬を押さえながら、
薄目を開けてやつらの様子を伺うと
３人身を寄せ合ってなにやらこそこそ話をしている。




いやな予感がすると思ったけれど
今日はホソクもナムジュンもいるしと本格的に訪れた睡魔に身を預けようとしたときだった。





















HS「ギャーーーーーーーーー！！！」















突然部屋中に響き渡った、ホソクの絶叫に飛び起きる。



慌てて声が聞こえた台所に向かうと、








YG「まじかよ。」





なぜかガスコンロから火柱があがっていた。



いや、なんで？








TH「たいへんだ！」

JM「ヒョン！どーしよー！！」

JK「おお…！」




ぴょんぴょんと興奮した様子のテヒョンに、
感動した様子で炎を見つめるジョングク。
を、肩車しているジミンは涙目になっている。


…まじで勘弁してくれ。










































「で？何をしようとしてたんだ？」

TH「せんせー！はい！」

「どうぞ。」

TH「テテたちは、ヒョンとヌナのおべんとをつくりたいです！！」

「なんだって？」

JM「ヌナたちにおべんとあげたいの。」


満面の笑顔でそう主張した双子達に、

兄2人を交互に見て、コクコクと目を輝かせて頷くジョングク。









「却下。

だめです。」

「「「えー！！」」」








こっちが、えー。だっての。

なんだその恐ろしい(めんどくさい)計画は。






TH「ヒョン、おねがい！」

「だめ。」

JM「おねがいおねがい。」

「無理。」



「「ケチ！！！」」

「なんとでも。」







HS「ヒョン、いいじゃん。やらせてあげよーよ！」

「お前はただ面白がってるだけだろ。」

HS「そんなことないって！

俺も手伝うからさ！ナムジュンも。」

NJ「うん！」






「…勝手にしろ」

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