蟹の味を覚えただと…? ページ16
女風呂から出ると、
ソクジン先輩達が外で待っていてくれた。
JN「おかえり〜。温泉気持ちよかったね。」
『はい!ほんと…っっっ!?』
え。
嘘でしょ?
あかんあかん。
それはあかーん!!!
JN「?」
湯上り美人のソクジン先輩、
浴衣がうまく着られなかったのか、
胸元がごっつ開いとる。
一点集中する自分の視線をなんとか逸らそうとするが、無理だ。
見ちゃうってば!!
JN「どうしたの?Aちゃん。」
『いやいやいや、なんでもないんですありがとうございます。』
溢れ出る鼻血を手で押さえていると、
大好きなヒョンの貞操の危機を感じ取った小姑が、先輩の背中によじ登り、強引に襟を寄せる。
TH「ナイナイしなきゃでしょ!!」
JN「なんで怒ってるんだよ。」
無慈悲。
・
JN「え…覗き!?!?!?」
食事処に響き渡るソクジン先輩の驚いた声。
『覗きなのか、ただの変質者なのか、痴漢なのか…。』
慌てて駆けつけたスタッフに頭を下げなら、彼に説明をすると、先輩の耳はみるみるうちに真っ赤になっていった。
JN「大丈夫なの!?
もしかして、見られた…?」
『いえいえ!テヒョン君が隠してくれたので、がっっつりは見られてないと思います。』
HS「テヒョンア、お手柄〜」
TH「テテはみられてもへーきだもん。」
JN「Aちゃ、」
JK「ヌナー!!」
『お、ジョングク君どうしたー?』
JK「これたべたいの。」
そう言って彼が差し出したのは馬鹿でかい蟹の足。
テキパキと中身を掘り出しながら、先輩の方を見ると、すでに双子に捕まっていて。
何か言いたそうな顔してたけど…。
蟹の身をほじくり出すそばから口に入れていくジョングクに追われ、結局そのまま先輩とろくに話す時間のないまま、部屋に戻ることになってしまった。
『よし、じゃあ明日も早いしそろそろ寝よっか。』
TH「やだやだやだ!」
JM「ぼくも〜!」
JK「ぐぅ、ねむーい!」
駄々をこねる双子を無理やり布団に寝かす。
最初こそブーブー言っていたけれど、
トントンと叩いてやるとすぐに瞳をトロンとさせるんだから可愛くてしょうがない。
JK「ヌナ、ぐぅにもトントンして。」
『はいはい。』
あっちゅうまに寝入った2人のそばを離れ、
私が寝る布団でスタンバッていた末っ子の隣に自分も横たわる。
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えみ♪♪(プロフ) - ミロさんの作品は全部何度も読み返してます。とても大好きです!! (2021年8月25日 22時) (レス) id: 004a0e4a1a (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 新しいキャラクター、待ってました!! どうやら今の展開で行くと、ソクジンさんとライバルになりそうですね! 楽しみです☆ 私も大好きです!! (2020年5月17日 17時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
さいとー。 - なんなんですか!?この最高の話は!!!ジミンちゃんの骨拾うとかちょいちょい出てくる言葉にセンスしか感じません!笑 (2020年4月27日 18時) (レス) id: 577906deae (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - まかろん1106さん» わ!わ!わ!えーん!!嬉しすぎてどうしましょうかっっ!!本当にこんなふうにいただける暖かいお言葉に支えられて毎日楽しくお話書かせていただいてます(T-T)こちらこそありがとうございます!(>人<;)これからも何卒よろしくお願いします…!! (2020年1月5日 11時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん1106(プロフ) - ミロさん!突然ですが私、ミロさんが書くお話…ほんっっとに好きでして、もう、毎日ミロさんの色んなお話読ませてもらってるんですが、もう依存するくらい素敵な作品ばっかりで感動してます!笑 (2020年1月3日 1時) (レス) id: 874c25485a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年5月8日 19時