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弟の後ろ姿【YG】 ページ25

TH「ヒョンたち、いってきます!」
JM「いってきまーす!」
JK「まーす!」


「おう。変なやつについてくんじゃねーぞー。」



弁当が入った手提げを手に、
意気揚々と出かけていった弟達に手を振る。









パタン





















「「「…」」」

NJ「ヒョン!!いいの!?あいつらだけで行っちゃったけど!」

「いいわけねーだろーが!!

…行くぞ!」

NJ「どこへ?」

「追いかけるんだよ!あいつらにバレないように!」

HS「え!?そんなんすぐばれるって!」

「うるせー!

つべこべ言わずに行くぞ!
見失うだろ!」








ガチャッ!
バタン!!













HS「何?行かないの?」


玄関の扉を開けるなり閉めた俺に、
目を丸くするホソク。


「あいつらまだ家の外にいた。」

NJ「なんで?」

「書いてやった親切極まりない地図の見方がわからんらしい。」

HS「泣いたー。」








しばらくドアの隙間から観察してると、

テヒョンを筆頭に、会社とは真逆の方向へ歩き出す。

なんであいつが地図持ってんだよ…。






「あ!おい、お前ら箸忘れてるぞ〜(棒)」

TH「え?」




先行き不安すぎるんだけど。































HS「まだ?もう結構歩いたよね?」

「もうそろそろ着くと思うんだけど。」




ヒョン達の会社は、たしかに歩いて行ける距離ではあるが、子どもの足には少し遠い。



俺たちが疲れたということは、
当然あいつらもそうなわけで…
















JK「ぐぅ、つかれた。」




ジミンの服をぎゅっと掴み俯いたジョングク。




JM「グガ〜もうすこしだよ!
あとちょっとだけがんばろ?」

JK「ん。」

TH「ジョングガ、おいで。」



しゃがみこんでしまったジョングクに、
背中を向けるテヒョン。



TH「おんぶしてあげる。」

JK「いーの?」

TH「テテ、グガのヒョンだから。」























「…。」

HS「え。ヒョン、もしかして泣いてる?」

「泣いてねーよ!」

HS「いや、泣いてるじゃん。ねぇ、ナムジュナ?

うわ!
…お前…号泣じゃん…」

NJ「弟がかわいすぎてつらい…っ」





幼児3人の後ろ姿を見ながら涙ぐむ少年3人は、
人の目からすれば不審極まりないだろうが、
俺たちの心は目の前の尊い光景にただひたすら癒された。











HS「あ、また道間違えてる!」

「…」

疲れた時には天使だね→←どたばたクッキング【YG】



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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ソクジン   
作品ジャンル:ラブコメ
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えみ♪♪(プロフ) - ミロさんの作品は全部何度も読み返してます。とても大好きです!! (2021年8月25日 22時) (レス) id: 004a0e4a1a (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 新しいキャラクター、待ってました!! どうやら今の展開で行くと、ソクジンさんとライバルになりそうですね! 楽しみです☆ 私も大好きです!! (2020年5月17日 17時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
さいとー。 - なんなんですか!?この最高の話は!!!ジミンちゃんの骨拾うとかちょいちょい出てくる言葉にセンスしか感じません!笑 (2020年4月27日 18時) (レス) id: 577906deae (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - まかろん1106さん» わ!わ!わ!えーん!!嬉しすぎてどうしましょうかっっ!!本当にこんなふうにいただける暖かいお言葉に支えられて毎日楽しくお話書かせていただいてます(T-T)こちらこそありがとうございます!(>人<;)これからも何卒よろしくお願いします…!! (2020年1月5日 11時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん1106(プロフ) - ミロさん!突然ですが私、ミロさんが書くお話…ほんっっとに好きでして、もう、毎日ミロさんの色んなお話読ませてもらってるんですが、もう依存するくらい素敵な作品ばっかりで感動してます!笑 (2020年1月3日 1時) (レス) id: 874c25485a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミロ | 作成日時:2019年5月8日 19時

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