少女漫画的なヒーロー的な ページ11
YG「腕、みせて。」
『えー？
なんでよー…
うげ！！』
YG「やっぱり。」
子ども達から見えない場所まで来て、
着ていたパーカーを捲り上げると、
腕には擦り傷ができていて、ところどころ血が滲んでいた。
YG「座敷でスライディングしたらそうなるでしょ。」
『いや、お恥ずかしい…』
ぶつぶつ文句を言いながらも、ジミン君(お怪我常習犯)のリュックから絆創膏を取り出して貼り付けてくれるユンギ君は、相変わらず優しい。
YG「そんな頑張らなくても、あいつらのことは俺もちゃんと見てるから大丈夫。」
『…気張ってるって、ばれてた？』
YG「ばればれ。」
空回りしてる。といわれ、一気に顔に熱が集まる。
うわぁあ！！
恥ずかしい！！
子ども達6人引き連れての初めての土地は、
流石に少し不安で、そんな気持ちがばれないよう振る舞ったつもりだったけれど…
ユンギ君の目はごまかせなかったみたいだ。
うーん、しかし。
『ユンギ君が女の子達にモテるのわかるなぁ。』
YG「っ！はぁ！？」
『少女漫画のヒーローみたい。』
YG「…ありえねー。」
じろっと私のことを睨むと、どすどす足音を立てて子ども達のところへ戻って行ってしまった。
真っ赤な顔して。
10歳も年下の子に心配されるなんて情けないけれど。
それでもやっぱり、
気にかけてもらえたことが凄く嬉しい。
『〜♫』
上機嫌で席に戻ると、
そんな私とは正反対に、お通夜状態の彼ら(正しくはヒョン達)にぎょっとする。
『え？どうしたの皆。』
尋ねると、真っ青な顔したナムジュン君が、
私を見上げる。
NJ「ごめん。
…ヌナの携帯どこかに落としちゃったみたい。」
『え！！』
な、なんと！！
待て待て待て。どうしよう！
携帯がなきゃ先輩と連絡が取れない！
NJ「ヌナ、ごめん！！どうしよう…！！」
『ううん、とりあえず来た道を探してみよう！
迷子になるといけないから皆はここにいて。』
NJ「俺も行く！」
すると、ナムジュン君に続いて皆が口々に自分もいくと言い出す。
ひえーどうしよう！
YG「ホソガ、ジミン、テヒョン。
お前らは俺と留守番だ。」
「「「えー！！」」」
ナイスユンギ君！！
正直皆付いてきたら探し物どころじゃない。
いつもなら付いてくるときかないジョングク君は、
今はオコノミヤキを食べるのに夢中だ。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えみ♪♪(プロフ) - ミロさんの作品は全部何度も読み返してます。とても大好きです！！ (2021年8月25日 22時) (
レス) id: 004a0e4a1a (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 新しいキャラクター、待ってました！！ どうやら今の展開で行くと、ソクジンさんとライバルになりそうですね! 楽しみです☆ 私も大好きです!! (2020年5月17日 17時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
さいとー。 - なんなんですか！？この最高の話は！！！ジミンちゃんの骨拾うとかちょいちょい出てくる言葉にセンスしか感じません！笑 (2020年4月27日 18時) (レス) id: 577906deae (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - まかろん1106さん» わ！わ！わ！えーん！！嬉しすぎてどうしましょうかっっ！！本当にこんなふうにいただける暖かいお言葉に支えられて毎日楽しくお話書かせていただいてます(T-T)こちらこそありがとうございます！(＞人＜;)これからも何卒よろしくお願いします…！！ (2020年1月5日 11時) (レス) id: 990117c315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん1106(プロフ) - ミロさん！突然ですが私、ミロさんが書くお話…ほんっっとに好きでして、もう、毎日ミロさんの色んなお話読ませてもらってるんですが、もう依存するくらい素敵な作品ばっかりで感動してます！笑 (2020年1月3日 1時) (レス) id: 874c25485a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年5月8日 19時
