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「ちょっと！！いきなりなんですか！？」
突っ伏した顔を持ち上げ、抗議する。
柔らかいソファーとはいえ思い切り顔面をぶつけたせいでヒリヒリする。
TH「あのさ…」
「はい？」
TH「ごめん」
「へ？」
言いにくそうに、けれどまっすぐこちらを見つめるテヒョンさん。
TH「今回のこと。軽率にAのこと疑って。別に本気で疑ってたわけじゃないけど、でもひどいこと言った。」
「あー。いや、もういいんですよ。」
TH「ジンヒョンに怒られた。滅多に怒らないのに。俺、ジンヒョンに呆れられたくないから…」
あー、それでか。
言われたから謝るなんてわざわざ言わなくてもいいのに…
ほんとに正直な人だな。
「大丈夫ですよ。ジンくんにはちゃんと謝ってくれたこと伝えときます。」
TH「でも、悪いと思ったのはほんとだから。」
「はい、もう気にしないでください。」
テヒョンさんに謝られるのはなんだか変な感じで居心地が悪い。
TH「うん。じゃあもう行っていいよ！お腹すいた！！」
「はいはい。」
ほんとに自由だ。
それからささっと昼ごはんの準備をして、珍しく2人で向かい合って食べた。
テヒョンさんが1人で食べるのは寂しいと言ったからだ。
彼のちょっとよくわからない話を聞き、あまりによくわからないので返事もロクにできなかったけど、本人は気にしてないようだった。
TH「じゃあ、俺お昼寝するから」
「わかりました。夕飯前に起こしに行きますね。」
TH「よろしくー」
そう言って、テヒョンさんが部屋から出て行こうとした時だった。
ピンポーン
「？？誰だろう」
TH「あ！忘れてた！今日荷物が届くんだった！！」
「あ、そうなんですね。」
TH「俺ちょっと出てくる！」
テヒョンさんは最近通販にはまってるらしく、荷物がよく届く。
フラッと外に出て買いに行くのも難しいから仕方ない。
TH「あ、このまま中まで運んでもらってもいい？」
？「はい」
玄関からテヒョンさんと、宅配のおにいさんの声が聞こえる。
運んでもらうなんて、どんな大きいもの買ったんだ？
気になって、リビングから覗いてみた。
すると、歩いてくるのは宅配便の男性だけで、テヒョンさんの姿は見当たらなかった。
TH「こっちこっち！この部屋まで運んでください！」
宅「はい！！」
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作者名：ミロ
| 作成日時：2018年6月27日 23時
