ヲタクに恋して (ページ33)

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朝食の準備をしている間も、ユイ姉ちゃんと、彼らがとても楽しそうに話している姿が時折目に入った。

いいないいなー。私も早くユイ姉ちゃんと話したい！！軽くホームシックになっていたので、甘えたくてたまらなかった。

恨めしげに彼らの様子を見ていると

クイッ

エプロンの裾を引かれて、驚いて見上げると、

「ぉわ！！」

いつの間にか隣にジミンさんが立っていた。

「ジ、ジミンさん？どうかしました？」

JM「んー。」

「？？？」

裾を引っ張ったままで、視線は下を向いている。
またなんか悲しいことがあったのかな？と、前に傷つけた分際でありながら心配になる。

「ジミンさん？」

気になって、下から顔を覗き込んでみると、なんとも言えない表情をしていた。

「お腹すきました？」

JM「違う。」

「違いましたか。」

ん～～？？

じゃあ、一体なんなんだ！？誰か助けてくれよ！気まずいよ！！

JM「…1人で寂しいかと思ったから。」

ん！？

「え！？！？」

JM「だから、来た。」

え～～～～！？

やっべえよ。なにこの子！？

「あ、、、あ、ありがとうございます！？」

で、いいんだよね！？ありがとうでいいんだよね！？

JM「ずっとこっち見てたから。」

あ～～、あはた達に嫉妬して、じっとり見てたなんて口が裂けても言えないけど、、
なんて優しい子なんだろう。

「ジミンさんのおかげで寂しくなくなりました。ありがとう！」

最初の頃を思うと、そんな優しさが嬉しくてたまらなくて、つい満面の笑みになってしまう。

そんな私の顔を見て、ジミンさんは一瞬驚いた顔をしたけど、その後、ふにゃりと嬉しそうに笑った。

JN「Aちゃん、なにか手伝うことある？…あれ、ジミンがここにいるの珍しいね。」

JM「ジニヒョンは、いつも手伝ってるの？」

「時々手伝ってくれますよ！私より料理得意だと思います。」

JN「やー！それほどでも、、あるけど！ヒャヒャヒャ！！」

褒めるとすぐに調子に乗るところがある人だな。

JM「じゃあ、これからは俺も手伝うね。」

またまだ、とびきりの笑顔。
うーん、この人慣れたらものすごい懐いてくるタイプなのかな。
彼ら相手だと毎日が発見だ。