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「あー、もう洗濯おわらーん！！」
崩れるようにリビングのソファーに座り込む。
ここに来てから1週間がたった。
慣れたっちゃ慣れたんだけど、なんせ全て７人分。
掃除も洗濯も食事の用意も、忙しく動き回っていないとあっという間に1日が終わってしまう。
彼らとの関係はあまり変わらないまま。
年上4人は、最初と変わらず、優しく接してくれる。
問題は悪ガキトリオ。
ジミンさんとテヒョンさんは最初ほどつっかかってくることはなくなったけど、まだまだ私のことは信用できてないみたいで、いたずらのようなちょっかいをかけてきつつも、目だけは鋭いことがある。
ジョングクさんは、出勤初日にあの写真を見てから完全に避けられてしまっているみたいで、目さえも合わない。
「うーん、難しいな！！」
成り行きとはいえ家政婦としてここで働くことになった。
仕事なんだから、仲良くなろうとなんて別にしなくてもいいのかもしれない。
でも、、
少しでも彼らが息をつける場所であれるよう、そういう存在でいられるよう頑張りたいとは思う。
「よし！そろそろご飯作らないと！」
気合を入れて立ち上がる。
プツッ
「ありゃ」
ソファーに手をついた拍子にテレビのリモコンのボタンを押してしまい、電源がついた。
「ん！？」
『今日のゲストは、防弾少年団です！』
やっている番組は、歌番組だったようで、ゲストは偶然にも彼らだった。
思えば、彼らのパフォーマンスをまだ見たことがない。
住まいにはテレビがまだ無いし、単純に見る機会がなかった。
まだ勤務中だから気がひけるけど、、見たい！
「ちょっとだけ！！」
心の中で謝罪して、完全に視聴モード。
曲紹介が終わり、彼らが登場した。
やっぱりオーラがすごい。
スタンバイまでの動作までもが洗練されていて、一瞬も目が離せない。
イントロが流れる。
「、、、すっごーー。」
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作者名：ミロ
| 作成日時：2018年6月27日 23時
