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今日のバディは? ページ29

「ところでモネ先生、今日は棍なんですか?」

「はい」


問題児クラスには、刀を使う生徒もいたし、家系能力で、武器を作る生徒もいたわよね?

だから私も、そうしようかと思ったのだけど、刃が付いているものは、全て申請が通らなかったのよね。


棍だってかなり強力な武器だし、それなら他の武器も、許可して欲しかった気持ちはある。

まあ、針はギリギリ申請を通ったけれど。

何、この差??


棍は確かに、見た目はただの棒だけれど、剣術よりも歴史は古いし。

『振れば剣,払えば矛,突けば槍』と称されるし。

針だって、薬でも塗れば、あっという間に、無抵抗の悪魔が完成するし。

塗らないけど。



「そもそも、あのモネ先生に、武器が許可されただけ、寛容だと思ってもいいと思いますよ」

「そうおっしゃるイポス先生は、魔術が使用できますよね」

「……モネ先生こそ、今日は家系魔術が解禁ですよね」

「参戦できれば、の話ですが」






「「………………」」






イポス先生とは、戦い方が似ているからかしら。

時々、こうなる。


「……2人とも、今日は味方だし、」


「張り合う相手は、しがない音楽教師より、実技担当のお2人では?」

「別に、張り合っているつもりはないですよ。それにあの2人は後輩ですし」

「“後輩”などは、純粋な強さには関係ないかと」






「「………………」」






「…………まあ今日は、私は参戦できるか、分からないので。イポス先生、エイト先生、頑張ってください」


「……はい、」

「有難うございます」







ーーとまあ、3人で会話しているが、全員、モニターからは一切視線を動かしていない。


それは当然。これはあくまで昇級試験、生徒の様子をしっかり見ることがメインである。



ロビンの大人気ないところは、呆れる他ないが、その弓の腕は、感心する他ない。

 



あと、スージー先生かわいい。好き。

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作者名:Sela | 作成日時:2023年3月19日 10時

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