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情緒不安定。 ページ15
「私は君を知っている」
そうやって言えたら。
そう言ってもらえたなら。
「生きるのに大した意味などない」
そう言い切る事も無かったのだろうか。
言い切る場面など、無かったのだろうか。
言い切る必要など。
言い聞かせる必要など。
また、娯しみを与えてよ。
君と一緒にいる事を、許して。
人を殺そうとしたのに、生きる価値はあるのかな。
人に生かしてもらってる私に。
なんでこんなに暗いんだろうなぁ。
これを言い出せないから、また溜まる。
生きたいわけじゃない。
死ぬ勇気がないだけだ。
世界から、質量ごと消えてしまいたいだけで。
泣いていい？
消えていい？
何もしなくていい？
なんてね。
明日が楽しみで仕方ないんだ。
新しい物が届くんだったかな。
こんな風に、ふらふらと。
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作者名：碧い色 | 作成日時：2023年5月5日 18時
