82話 ページ35
エセ関西弁が炸裂し、後輩を褒め称える私とはうってかわり、深刻そうな顔を浮かべるマネージャー達。前半も残り10分にまで迫っているのに、攻められてばかりの雷門が現状を打破出来るのか…といったところだろうか。壁の圧に尻もちを着いた武方(多分)1に喜ぶ私が空気読めてないみたいじゃん。いや、実際そうなんだけど。
不安げな表情の彼女らとは裏腹に、三兄弟で攻め続けた疲労なのか、単にタイミングの問題なのか上手くパスが繋がらない木戸川清修。
｢わりぃ勝、今度はタイミング合わすよ｣
｢こんなのマジありえないでしょ！！｣
｢僕たちが点を取らなければ勝てないんですよ！？｣
｢しっかりやれよ！｣
｢何あれ、味方への敬意無さすぎ。レッドカード5000枚｣
｢多すぎですよ…｣
レッドカードのハイパーインフレが巻き起こる中、冷静に響木監督が現状を説明してくださっている。
追加点を取らなければと焦る三兄弟とその他選手の間にズレが生じ、微妙な連携も崩れ始めている…ということだそう。
その事に鬼道くんも気がついたようで、円堂達に話をしている様子が伺える。流石である。
｢いつも通りDFが機能している今、残る問題はどうやって点を取るか…ってことか｣
｢急に貴方が真面目になるとビックリするんですよ｣
｢目金｣
そんな話をしている間にも中断していた試合が再び動きだした。
円堂から土門に繋がれたパス、これ見よがしに武方三兄弟が土門に襲い掛かった。その間にサイドから我らのFWが駆け上がる。奪われる寸前のパス、ボールをしっかりトラップした鬼道くんの指示でフリーになった土門、なんなら円堂も持ち場を離れ前進する。
今から何をするのか理解した秋は心配そうな顔で決まったフォーメーションで走る3人を見つめていた。
そんな心配は杞憂で、蒼炎を纏うペガサスが瞬く間に相手ゴールを割り、しっかり同点へと追いついた。空気を読んだかのように前半が終了。
捨て身の攻撃を成功させた円堂と炎のエースが手を交わす。
｢貴方にだけは絶対に負けない｣
｢豪炎寺を倒して証明しちゃうからね｣
｢武方三兄弟は豪炎寺を超えた＿って｣
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調味料(プロフ) - またせたな (4月22日 2時) (
レス) id: 788ab2fcd9 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 夢主すっごい面白いですね。更新頑張ってください (8月23日 20時) (レス) id: c510f125c3 (このIDを非表示/違反報告)
チョコドーナツ(プロフ) - 夢主面白すぎて泣きそう。夢主が試合に参加するところ早く見たいな〜って思ってます！更新再開いつまでも待ってます〜！ (8月20日 21時) (レス) @page37 id: 915577a7d1 (このIDを非表示/違反報告)
調味料(プロフ) - 藍華さん» コメントありがとうございます！別ジャンルに居ました…生きています。更新再開頑張ります😇 (2023年1月2日 17時) (レス) id: b540cc6060 (このIDを非表示/違反報告)
藍華(プロフ) - 鬼道くんとの恋路？が気になって夜しか眠れないですー！かっこいい！！夢主のキャラクターも面白くて好きです。イナイレに容赦ないツッコミを入れるところすごく笑えます。更新再開をのんびり楽しみに待ってます！！ (2022年12月1日 8時) (レス) @page29 id: dfd91ec05a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：調味料 | 作成日時：2021年3月21日 22時
