235話 ページ40
｢普段から作ってるのか？｣
｢ん〜どうだろ、わりと作ってるかも｣
白い半袖にエプロンをしたまま紅茶を飲んでいるAは焼き上がるのを待っているんだ
エプロン姿でキッチンに立つ姿はまるでお嫁さんみたいだ
それでこうやって談笑する俺が夫なんてな。想像でしかないが、そうだったらどれだけ幸せなんだろう
｢それであきおって毎回嫌そうな顔するんだけどちゃんと反応してくれるの〜｣
｢俺のことも名前で呼んでみないか?｣
口走ってしまった
正直あきおって、なんで下の名前で呼ぶんだって思っていた。あいつだって男だ。ライバルなんて増えたら困る
Aの魅力に気がつくのは俺だけでい
｢修也ね｣
｢,…｣
｢あ、焼けたね｣
音が鳴ったことで、オーブンの前まで向かったAは固まる俺に手招きをしていた
反応が遅れるもやってきた俺を確認するとオーブンの蓋を開ける
｢おぉ〜!お皿２枚お願いしてもいい?｣
｢ちょっと待ってろ｣
食器棚から白い皿とフォークを出すと包丁を持ったAがケーキに入刀していた
｢これは絶対美味しい自信ある｣
切り分けたチョコケーキを皿に乗せると再び手を洗い始めたので、その間に皿を運ぶ
｢｢いただきます｣｣
焼きたてのケーキなんて何時ぶりだろうか
まだ熱を持つそれをフォークで口に運べばふわっとチョコの味が広がった
紅茶との相性も良く、特別な時間だ
｢これで修也も共犯者だね｣
｢焼きたてのケーキをこっそり食べた罪だな｣
｢私が作ったものだしセーフセーフ｣
ケーキを食べ終え、紅茶を飲み終え、一息着いた所で片付けを始める
｢お皿は〜｣
｢これでいいか？｣
｢お、ありがとう〜｣
比較的高い所に置いてあった大皿の中から1枚を取りだし、ラップと共に渡す
あいつが残りのケーキを小さく切っているうちに俺はスポンジに洗剤をつけカップや皿を洗っていく
こうしてみれば夫婦の共同作業みたいだな
｢洗い物ありがとうね。さーて仕上げは〜｣
洗い終え片付けを済ませば、テーブルにケーキが山盛り乗った皿が置いてあり、紙とペンを持ったAもいる
｢好きなだけ食べてよし!食べすぎは厳禁!｣
のんびりとした彼女から想像もできないほど達筆な字を書き連ねていく。俺も最初見た時は驚いた。
｢よし、完了!!｣
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染岡さんの愉快な仲間たち(プロフ) - 調味料さん» ごめんなさい、勘違いだったらごめんなさい。210話の事件から地面になってます (2020年7月5日 12時) (
レス) id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
調味料(プロフ) - ありがとうございます!主ちゃんの実力はこういった努力の賜物が多いですね。これからも頑張ります! (2020年4月1日 16時) (レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 続編おめでとうございます！お話がとっても好きで何時も見させてもらっています！これからも体調などに気を付けて自分のペースで更新頑張ってください！応援してます！…冬花ちゃんに惚けたり通学中に頑張ったりするとか主ちゃん可愛いかよ() (2020年3月31日 22時) (レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
調味料(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2020年3月30日 0時) (レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 続編おめでとうございます！エイリア学園編おもしろかったです！FFI編も楽しみにしています！これからも更新頑張って下さい！ (2020年3月28日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：調味料 | 作成日時：2020年3月28日 18時
