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ｰut sideｰ
僕の話を聞いた後、急にウンウン唸り出した目の前の奴。魔力測定検査で堂々と名前を叫ばれとった、A・ファルサ。
あんなドス黒い魔力、グルちゃんくらいしかおらんから覚えていた。本当に稀な
…確かに整った顔立ちしてんなぁ。綺麗系、イケメンというより美人。マンちゃんが見たらめちゃくちゃいじるんやろうなぁ、とか思いながら眺めた。
『…あの、あまりジロジロ見ないでいただけますか。』
ut「んー？いやぁ、名前知らんなぁって。」
『…あ』
嘘、知っている。ならなんでって？話題を作りたかったからや。僕って意外と話すネタないんよね。
改まった顔をして僕を真っ直ぐ見るファルサ。真正面から見た黒の瞳は、光が宿っていなくても輝いて見えた。
『改めまして、A・ファルサです。』
ut「ウツ・カエルレウスやで。よろしゅうな、ファルサくん。」
『はぁ………あの、失礼を承知で申し上げていいでしょうか。』
ut「ん？なぁに、僕に聞きたいことでもあった？」
『…その胡散臭い面、やめてくれますか。俺苦手なんですよ、年柄年中ニコニコ仮面被ってる奴。』
ut「…うぇ？」
驚いた。まさか「僕」がバレるとは思わんかったから。だって、大抵の奴は騙せるから。流石にグルちゃん達の前では素面やけど、初対面の奴に見抜かれたことはなかったから。
驚きで笑いを隠せず、つい声が漏れてしまった。Aは驚いたような顔をして話しかけてきた。
ut「んふっ…んははははは！！！！」
『ちょ、何笑ってるんですか気持ち悪い。』
ut「君辛辣やね！？…んふっ、まぁええわ。」
ut「
『…それなら、俺のこともAでいいよ。よろしく、大先生。』
ut「そうさしてもらうわ。…なぁ、A」
A・ファルサ、僕の仮面を最速で剥がした男。
そして、僕の運命の相手。
僕のこと満たされない空っぽの穴を、お前で埋めてや。
A。俺の運命の相手、俺の天使よ。
ut「これからずーっとよろしゅうなァ？」
一生ずっと、側にいてもらうから。
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ゆ(プロフ) - コメント失礼します、こちらもう更新されないんでしょうか.....とっても展開が面白くてぜひ読みたいです...！ (5月7日 21時) (
レス) id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
泣き虫 - コメ失礼します。ｽｩｰｰｰ好き(◡ ω ◡) (4月15日 11時) (レス) @page22 id: 444cbcd91b (このIDを非表示/違反報告)
葵斗 - コメ失礼します。うーん、好き。(唐突) (2月14日 18時) (レス) @page19 id: 6f83c28ab3 (このIDを非表示/違反報告)
太陽さん - 一二三_(┐「ε:)_ｽﾞｻｰ 初コメ失礼致します。ｽｩーバチクソ応援してます‼と★う★こ★う頑張って下さい‼ (1月6日 12時) (レス) @page16 id: b97c110fbc (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの一般人 - 神作品だぁ！めっちゃ好きです！ (12月17日 2時) (レス) @page12 id: 3abe2dada4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりん@スランプ | 作成日時：2023年11月25日 4時
