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その後、コネシマの他に人は来ないままシンペイ先生が戻ってきたので、俺もクラスに戻った。まぁ今日は入学式だったから、もう全員帰っているだろうが。
久しぶりの1人だな、と思いながら教室の扉を開けると、見慣れた「天」の文字があった。
『…ロボロ？』
rbr「あ、A！やっと戻ってきた…体調はもう大丈夫なん？」
『あぁ、なんとかな。てかお前ずっと待ってたのか？』
rbr「おん、今日朝以外あんま話せへんかったからさ」
『ほーん』
くそう、可愛いぞこの男。こりゃギャップ萌えでプレイヤーオチるわ。
するりと雑麺を横にずらし、目を合わせて俺と話すロボロ。俺より身長が低いから、無自覚だろうが上目遣いになっている。
…だが、俺に向けている顔が友達に向ける顔じゃない気がするのは気のせいか？
rbr「なぁ、Aって家どこなん？」
『あー、俺は寮生活だよ。』
rbr「えっ！？！？」
『言ってなかった？』
rbr「聞いてへんよ！あー、朝一緒に登校したかったんに…」
さて、ここで寮について説明しよう。
メモリア学生寮、通称メモ寮。家が遠い生徒たちが効率良く学園に通うために設立された場所だ。俺も家が遠いので通ってる。管理人は若い男性で、名前は教えてもらえず“兄さん”と呼ばれている。
そんなことを考えていたら、ロボロに袖を引かれた。なんだなんだと顔を見れば、ちょっとむすくれたような顔だった。
rbr「…Aと登校したかった……」
『ン゛ン゛ッ……じゃあさ、こうしないか？』
rbr「…なんや」
『俺、門の前で毎朝ロボロのこと待つよ。その後は一緒に行こう』
rbr「…ふーん、ふーん？まぁ、Aがどうしてもって言うならな！！」
『そうか、なら決定だな』
どうやらロボロの機嫌は直ったらしく、ご機嫌に門へ向かっていった。また明日、と挨拶してから、俺は学生寮に向かった。
ふと、寮の裏側に何かを感じた。何かと言うよりは、誰かの気配、というか。
いつでも魔法を展開できるように構えながら近づくと、そこにいたのは意外な人物だった。
『…ウツ・カエルレウス』
攻略対象の1人だった。
・ー・ー・ー・ー・ー・
ちなみにキャラクターの苗字はすべてラテン語を使っております。どうでもいいね。
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ゆ(プロフ) - コメント失礼します、こちらもう更新されないんでしょうか.....とっても展開が面白くてぜひ読みたいです...！ (5月7日 21時) (
レス) id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
泣き虫 - コメ失礼します。ｽｩｰｰｰ好き(◡ ω ◡) (4月15日 11時) (レス) @page22 id: 444cbcd91b (このIDを非表示/違反報告)
葵斗 - コメ失礼します。うーん、好き。(唐突) (2月14日 18時) (レス) @page19 id: 6f83c28ab3 (このIDを非表示/違反報告)
太陽さん - 一二三_(┐「ε:)_ｽﾞｻｰ 初コメ失礼致します。ｽｩーバチクソ応援してます‼と★う★こ★う頑張って下さい‼ (1月6日 12時) (レス) @page16 id: b97c110fbc (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの一般人 - 神作品だぁ！めっちゃ好きです！ (12月17日 2時) (レス) @page12 id: 3abe2dada4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりん@スランプ | 作成日時：2023年11月25日 4時
