番外編ーよっしゃ、とりま夏祭りいくか、夏だし。partthreeー ページ13
「勘久郎、何する〜？」
「特に決めて無いスけど…したいこと無いんだったら適当に食べ物買って花火の場所取りするスか」
「ん、分かった」
そのあと焼きそばとかたこ焼きとかいやどう考えても二人じゃ食べきれんだろこれ、位の量の物を買って場所取りに向かう。
いやどう考えても二人じゃ食べきれんだろこれ。
まぁ、いい。余ったら傘下の誰かにあげるか。
「このあたりで良いスかぁ？」
「うん、いいよ」
事前に決めていた場所まで連れていく。
「人、居なくない？」
「あー、どこか良いところ無いかなって探したんで…」
照れ隠しのように目を逸らす。
「ありがと、嬉しい」
そして優しく微笑んだ。
ずるすぎる。また好きになる。
「んー、まだ時間あるスねぇ、もっかい戻るスか？」
「ううん、言っても20分だから、それに足疲れたしいいよ」
本当は二人で居たいかったので、嬉しい、なんて。
「あ、私あの黒歴史写真持ってるんだけど欲しい？」
「あ、メイド喫茶スか？まだ持ってるんスか」
「当たり前！皆可愛かったなぁ」
「Aにも着てほしかったスけどねぇ」
「私は厨房だからねぇ」
そんな思い出話をしたり、どうでも良いような下らない話をした。
「あ、もうそろそろじゃない？もう時間だよ」
「本当スねぇ、憲剛も見れたら良かったのに」
「いや、私は」
Aはそんなことを言って目線を下にした。
「二人でも、楽し、かったよ…？」
頬を赤く染ながら「やっぱ忘れて！」と叫んでいる。
「何それ可愛過ぎ…」
「え？なんか言った？あ、」
バッとAが上を向いた瞬間。
音が辺りに響き渡った。
「綺麗…」
その声は消えてしまいそうな程弱く、美しかった。
「ねぇ、勘久郎？」
「なんスか？」
「ありがとね、楽しかった」
そして彼女の笑顔につられるように微笑んで、
「僕もっスよ」
周りに目がないのを良いことに、彼女に顔を近付けた。
-94-→←番外編ーよっしゃ、とりま夏祭りいくか、夏だし。parttwoー
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フウ - とっても面白いです。続き待ってます。がんばってください。 (2020年9月21日 21時) (
レス) id: 2c5b698759 (このIDを非表示/違反報告)
水麟(プロフ) - プリンさん» ありがとうございます！返信遅くなっちゃってほんとにごめんなさいっ汗…頑張ります！ (2019年12月7日 22時) (レス) id: 0dc0777a12 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - とっても面白いです！続き待ってます！私の中で、お気に入りの夢小説です！これからも更新頑張ってください！ (2019年9月5日 15時) (レス) id: 1dc5fb63e0 (このIDを非表示/違反報告)
水麟 - miさん» すっごく嬉しいです！私なんてまだまだですっ、これからもそう言って頂けるように頑張りますね！ありがとうございます！ (2019年7月28日 23時) (レス) id: 65c8c71a9b (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - すごく面白くて見ては見直してを繰り返してます！ 自分も小説を書いてる身なんですけど水麟さんみたいに書けないのでとても尊敬します！！これからの更新楽しみにしてます！頑張ってください！！！ (2019年7月27日 21時) (レス) id: fb6e5b6ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水麟 | 作成日時：2019年4月21日 17時
