番外編ーよっしゃ、とりま夏祭りいくか、夏だし。partoneー ページ11
「ねぇ、勘久郎！私あっち行きたい！」
「はいはい、良いっスよ〜」
「俺は空気かよ…」
私達3人は所謂夏祭りと言うものに来ている。
一番はしゃいでるのは言うまでもなく私で、なんか、うん。
保護者に付き添って貰ってるみたいだよね。
「ねぇー、もっと楽しも？ほらほら、と言うか憲剛何も食べてなくない？」
と私が聞くと憲剛は鼻で笑った。
「祭なんか1つの値段が高ぇんだよ。んなもんにポイポイ金払う訳無ぇだろ？」
ニヤニヤと得意気にそんな事を言う憲剛。
「はぁ、もうちょっとロマンチストになってよ憲剛く〜ん。私幼馴染みがこんなんで悲しい。勘久郎の格好付けを見習ってよ」
「ちょっとA？何気に僕の悪口言うの止めてもらって良いっスか？」
勘久郎が顔を覗き込むようにして笑いながら私を責める。
「嘘、勘久郎は普通に格好良いもんね。分かってる」
私がそう答えると勘久郎はばつの悪そうな顔をした。
「そうやっていきなり可愛いこと言うの止めてもらっても良いスかねぇ…」
「可愛くないし！勘久郎こそ格好良いの止めてよ、ってことで顔隠して」
「嫌っス〜、Aの顔がよく見えないんで〜」
「だから、可愛くない！憲剛のが可愛い！」
「俺を巻き込むな！」
一瞬完全に空気だった憲剛にいきなり話を回す。
「てか、俺は可愛いも糞も無ぇだろうが！どこ見て言ってんだ！」
「どこってそりゃ青陽院の時のメイド喫茶だけど！？なんなの可愛い過ぎでしょ！」
「ふっざけんな！いつの話持ち出してんだ！」
「だから青陽院のメイ」
「あ"ぁ"ーっ！うるせぇっ！」
いやね、皆可愛すぎでしょ。私あのときに限り恵治君推し。
「まぁまぁ、その辺にして。林檎飴買ってあげるスから」
「私は子供じゃ無い！でも林檎飴は奢って貰う」
「子供じゃねぇか」
憲剛がなんか言ったけど聞こえない事にしておこう。
うん、聞こえなぁい。
「あ、あれしたい。射的」
「「いや止めとけ」」
二人が同時に私を止める。
「えー、なんで？やったこと無いけど割と自信あるんだけど」
「だから駄目って言ってんだよ」
「え？どういうこと？」
「…店主さんが泣く気しかしないんで…」
「あ…」
察した。うん、察した。
「分かったよぉ、じゃあお化け屋敷」
「「絶対怖がらないうえに逆に脅しそうだから却下」」
「じゃあ金魚すくい」
「去年もやっただろ」
「あれは？ヨーヨー」
「Aが持ったら可愛過ぎるスから」
「意味分からん」
「…あれならいい？」
「まぁ、あれなら…」
番外編ーよっしゃ、とりま夏祭りいくか、夏だし。parttwoー→←-93-
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フウ - とっても面白いです。続き待ってます。がんばってください。 (2020年9月21日 21時) (
レス) id: 2c5b698759 (このIDを非表示/違反報告)
水麟(プロフ) - プリンさん» ありがとうございます！返信遅くなっちゃってほんとにごめんなさいっ汗…頑張ります！ (2019年12月7日 22時) (レス) id: 0dc0777a12 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - とっても面白いです！続き待ってます！私の中で、お気に入りの夢小説です！これからも更新頑張ってください！ (2019年9月5日 15時) (レス) id: 1dc5fb63e0 (このIDを非表示/違反報告)
水麟 - miさん» すっごく嬉しいです！私なんてまだまだですっ、これからもそう言って頂けるように頑張りますね！ありがとうございます！ (2019年7月28日 23時) (レス) id: 65c8c71a9b (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - すごく面白くて見ては見直してを繰り返してます！ 自分も小説を書いてる身なんですけど水麟さんみたいに書けないのでとても尊敬します！！これからの更新楽しみにしてます！頑張ってください！！！ (2019年7月27日 21時) (レス) id: fb6e5b6ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水麟 | 作成日時：2019年4月21日 17時
