過去〜チャンミンside〜6 ページ34
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＿＿数年後
初めはモデルとして売り出され、
食べていくのが大変だった時期もあったけど
運良く人気モデルへと這い上がった僕。
その後ずっとやりたかった俳優として
映画に出演させてもらうことになった。
そしてお世話になった大将とあの人に
出会った街にまた戻って来た。
「チャンミン！」
「大将、お久しぶりです！」
年は取ったけど変わらない優しさで
ハグして迎えてくれた大将。
「やー、お前随分と人気者になりやがって」
やっぱりここは温かい。
「チャンミンがこんな店で働いてたなんて
知ったらみんなビックリするだろうな」
「絶対内緒にして下さいよ。
僕の好きな場所は知られたくないので」
「わかってるよ。
お前がここで働いてたのは言わないでおく」
この街に戻って来てからは
忙しい合間を縫って心機に通った僕。
タイミングが合わないのか、
もうあの人はここには来ていないのか
なかなか会えなかった。
「大将」
「どした？」
「昔、僕が豆腐のお鍋を作ってあげてた
あの人は今もここに来ますか…？」
「あーAちゃんか？よく来るよ。
最近仕事忙しいとか言ってたような……。
どうして？」
「いや、別に…」
「お、もしやチャンミン。Aちゃん狙いか？」
「…違います！ただ、自分が苦労してた時
あの人のおかげで頑張れたから…」
「そうかそうか。ははは
若いってのはいいなぁ」
「大将、からかわないでください」
「そうか、Aちゃんか。会えたらいいな。」
「僕のことはくれぐれも内緒にして下さい。
純豆腐鍋のことも！」
「はいはい、わかったよ」
それから数日後、仕事で韓国に帰っていて
久々に来れた心機。
いた…！！
あの人だ。
友達と楽しそうに話す彼女。
会話の内容からしてまだ結婚してないんだろうな
ってことはわかった。
彼女はきっともう30近いはず。
結婚適齢期で彼氏いなくて焦ってる
アラサーの彼女たちの会話を盗み聞きして
クスクスと笑ってしまった。
時々仕事の愚痴を言いながらも
それでも聞いてるだけで自分の仕事が
好きなんだろうなってわかる内容だった。
この人は変わらない…
安心した。
トイレで席に立った彼女が戻って来るときに
無意識に彼女に近づいていた僕は
「行き遅れ」
そんなことを言って彼女をからかった。
そんな彼女と仕事で顔を合わせることになるのは
数日後の話。
アラサー女と最低男の恋の結末1→←過去〜チャンミンside〜5
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mk - アラサー女、最後まで最高でした！こんなに一途で優しい旦那様…素敵です！最高に面白かったです！ありがとうございました！こらからも応援しています！ (2020年3月26日 12時) (
レス) id: d6a73491bc (このIDを非表示/違反報告)
名無し24407号(プロフ) - このお話、本当に大好きです。ずっとずっと楽しみにして来ました。私もTwitterしてないので、続きが読めなくて残念です。こちらで続きを読むことは出来ないのでしょうか…でも、きっと素敵な２人なんでしょうね。みゅうみゅうさん、ありがとうございます。 (2019年5月8日 5時) (レス) id: 6ceee168e8 (このIDを非表示/違反報告)
みちゃみ(プロフ) - みゅうみゅうさん、こんばんは。完結編ありがとうございました！Twitterで読まさせていただきました。この2人らしくて、でも恋人同士になってからのチャンミンが結構ストレートでドキドキしました！ありがとうございます。 (2019年5月7日 22時) (レス) id: 77674b6d0c (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - 楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。ツイッターをしていないので、完結編も読めたらいいなぁと。楽しかったです。ありがとうございました。 (2019年5月5日 19時) (レス) id: 532cbc9d20 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - このお話大好きです。Twitterをしてないので完結編読めなくて残念ですが、また次の作品楽しみにしています^_^お疲れ様でしたー！ (2019年5月5日 9時) (レス) id: b9ea783b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうみゅう
| 作成日時：2017年11月5日 18時
