新たな出会い5 ページ48
私の家の最寄駅で
待ち合わせにしてくれた宝野さん。
『すみません、遅くなって…』
「いや、僕も来たとこです！
……私服のAさん、初めて見ました。
可愛いですね。」
なんて照れながら言うもんだから、
こっちが照れてしまった。
宝野さんが連れて来てくれたのは映画カフェ。
『すっごい！こんな所あるんですね！』
「たまに1人で来るんですよ。
ここのメニュー、映画のタイトルが使われてて
すっごく楽しいんですよ。」
カフェにあるスクリーンでは
映画が流れていて、あらゆるところに
映画のポスターが飾られている。
「どう？気に入りました？」
『はい！すっごく！！』
「よかった…。
Aさんなら気に入ってくれるかなと思って。」
『映画好きには最高ですね、ここ。』
安心したように笑う宝野さんを見て、
きゅんってしちゃった。
「僕、度がすぎる程の映画好きだから…
彼女が出来ても自分の時間大事にしすぎるし
デートでマニアックな映画とか
連れて行ったりして…
女の子に嫌がられるんですよね。笑
だからAさんみたいに趣味の合う女の人
初めてで…なんかテンション上がってます。
って何言ってんだろ、俺。」
『宝野さん、彼女は？』
「恥かしながらもう数年いないです。
Aさんは？」
『私もです。笑』
「やっぱり僕たち気が合いそうだ…！
あ、せっかく同じ歳なんだし
敬語やめましょうか。」
『はい……あ、うん。』
何これ。
めちゃめちゃピュアだよ！
その日の夜、会社の飲み会がある宝野さんとは
夕方別れた。
わざわざ駅まで送ってくれた宝野さん。
優しい…
こんなに男の人に優しくされたのいつぶりだろう？
「Aー！おかえり〜」
仕事終わりのゆっちゃんと心機で合流。
「ねね、どうだったの？」
嬉しそうにニヤニヤしてるゆっちゃん。
『えー特になにもないよー』
「ね、どこ行ったの？」
その時ガラガラと店の引き戸が開いて、
入ってきたのはあの日以来初めて
顔を合わす最低男だった。
「うわ…」
あからさまに嫌そうな顔してるゆっちゃん。
大将にペコッと挨拶して
カウンターに座ったアイツ。
「Aよかったねぇ。映画好きで気も合うし！
あーあ。Aに結婚先越されるなぁ。」
わざと？
最低男に聞こえるように言ったゆっちゃん。
チラッと見た最低男は
特に表情を変えることもなくお酒飲んでて
しばらくして帰って行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1308人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りん(プロフ) - ほーぉ(o^^o)おデート(o^^o) (2017年10月11日 21時) (
レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - お豆腐のお鍋作ってくれたアルバイトしてた子ってちゃんみん？早く読みたい〜 (2017年9月28日 8時) (レス) id: f487d5f463 (このIDを非表示/違反報告)
ゆたこ(プロフ) - 最後読んでムフムフしてます(*´艸｀)続き楽しみにしてます(*^^*) (2017年9月27日 14時) (レス) id: 894268d632 (このIDを非表示/違反報告)
Mika(プロフ) - いつも楽しみにしてます。Twitterも申請させていただきました。よろしくお願いします(*^^*) (2017年9月26日 16時) (レス) id: c8c63ee546 (このIDを非表示/違反報告)
たり(プロフ) - はじめまして^ ^みゅうみゅうさんの書くチャンミン大好きです。twitterも申請させていただきました。よろしくお願いします。続き楽しみにしてます！ (2017年9月26日 7時) (レス) id: d010d06332 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゅうみゅう
| 作成日時：2017年6月24日 10時
