とろける ページ7
A s i d e
バイト終わり
ワクワクしながら携帯を開くと
【ごめん。迎えにいけなくなっちゃった】
の文字。
楽しみにしてたから、ちょっとショックだなぁ。
でも玲於くんも励ましてくれたし
よし、1人でアイス買って帰ろう
いくら夏だからと言っても、夜は少し冷えるからって
ママから渡された上着を羽織って
店長に挨拶してから店を出る。
少しひんやりした風が自然に寂しさを演出させて、こんな寂しい人間だっけ。なんて
A「よし、帰ろ。」
一歩踏み出したその時
玲於「おい豚。帰るぞ」
A「え?玲於くん?え?どうして?さっき帰ったんじゃ…」
玲於「なに?お前が大好きな玲於君が送ってやろうとしてるのに。」
A「え…送ってくれるの?」
玲於「豚のくせにゴタゴタうるさい。行くぞ」
強引に引かれたその手は
ずっとずっと感じたかった玲於くんの温もりで…
ダメだ、こんなの心臓がもたないや…
A「…玲於くん、手……」
玲於「もーなに?お前がはぐれそうだから繋いでやってんの。」
落ち込んでた私のために、
送ってくれるんだよね…?
玲於くんと繋がってる右手も
私の歩幅に合わせて歩いてくれてるのも
車道側を歩いてくれるのも
ぜんぶぜんぶ、幸せすぎて、とろけそう。
.
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りなg(プロフ) - 2人のその後のお話が読みたいです!! (2019年4月5日 22時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
る - 素敵すぎました! (2018年5月27日 15時) (レス) id: 563bc38863 (このIDを非表示/違反報告)
じゅり - 最高でした (2018年2月24日 11時) (レス) id: f641cbabc6 (このIDを非表示/違反報告)
ピンキー(プロフ) - しおそるとさん» 有難う御座います(>_>)どうか完結までお付き合いください(>_>) (2018年2月16日 12時) (レス) id: bcf85b04bd (このIDを非表示/違反報告)
ピンキー(プロフ) - Katareo0108さん» 有難う御座います(>_>)お楽しみに! (2018年2月16日 12時) (レス) id: bcf85b04bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピンキー | 作成日時:2018年1月28日 21時