ディアレスト【佐野玲於】

伝われ ページ39

A s i d e





隣で歩いてる玲於くん



今まで見たこと無いくらい優しい顔で

勘違いしちゃいそう




寒いねって言ったら

俺はあったかいけど？って


繋いだ手をより強く握るの。






だめだ、幸せすぎる。






見慣れた道も、特別に見えて


見慣れた街灯も、キラキラしてて


玲於くんへの想いも、溢れて止まらない








A「どうしよ、幸せすぎる。」


玲於「相変わらずだな。」


A「…こんなに幸せなの、わたしだけ？」


玲於「さぁ…でも、もうすぐもっと幸せになれるかもよ？」


A「これ以上の幸せ、あるのかなぁ…」





なんか今日の玲於くん、

いつもと違うから戸惑っちゃうけど


どんな玲於くんも、大好き。




多分もう一生

玲於くんのポッケに手を入れるなんて経験出来ないだろうなぁ






大きく息を吸って


今の幸せを、できるだけ体の中に閉じ込める




それくらい、好きなんだよ。

大好きなんだよ。


玲於くんで、心がいっぱいなんだよ。





溢れて止まらない、大きすぎる私の想いが


どうか少しだけでも…


繋いだ手から、伝わりますように。




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