まさか ページ32
玲於 s i d e
朝 自転車で学校へ向かう
なんだかいつもより足取りが軽くて
景色を眺める気分も良い。
秋が近づいて来た事を知らせるように
緑の葉がみるみる真っ赤に染まって行く
玲於「…なんか、おれの心みてぇ。」
モカちゃんでいっぱいだった心に
あの豚の笑顔が住みついて離れない。
離れろ って言葉を出そうとしても
心の奥につっかえてしまって
結局ため息だけが代わりに出て来た
階段を上がり
屋上へと繋がる扉を開いて
空を眺める
思い出すのはもちろん
あいつの、あの涙
兄貴が居て、しかも事故にあったなんて、聞いてねぇよ。
でも 亜嵐くんと仲良い真相が聞けて
心のモヤモヤはスッキリした
やっぱり
あいつの笑顔も
あいつの涙も
おれが守ってやらなきゃ。
胸の奥でそう決めた その瞬間
A「玲於くん!おはよ」
おれを見つけてすっげぇ嬉しそうな顔をした、通常 豚
玲於「出た。豚」
A「いつになったら豚の世界から抜け出せるの?」
玲於「まずその顔の肉を無くしてもらって〜…」
A「もお、女の子に失礼だよ」
玲於「え、女だったの?」
A「もう豚でも良いから女の子だけは許して…」
玲於「ごめんごめん。おれの可愛い豚ちゃんだもんね」
急に黙ったと思えば
どんどん真っ赤に染まる頬
…一生見てても飽きねぇ
A「ねぇ、どうしてニヤニヤしてるの?玲於くん気持ち悪い…」
玲於「は?豚のくせにふざけんな」
A「玲於くんの可愛い豚だもんね♡」
うん、ほんと可愛い。
……え ?
今 おれ 、、
こいつが可愛いって思った、?
.
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りなg(プロフ) - 2人のその後のお話が読みたいです!! (2019年4月5日 22時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
る - 素敵すぎました! (2018年5月27日 15時) (レス) id: 563bc38863 (このIDを非表示/違反報告)
じゅり - 最高でした (2018年2月24日 11時) (レス) id: f641cbabc6 (このIDを非表示/違反報告)
ピンキー(プロフ) - しおそるとさん» 有難う御座います(>_>)どうか完結までお付き合いください(>_>) (2018年2月16日 12時) (レス) id: bcf85b04bd (このIDを非表示/違反報告)
ピンキー(プロフ) - Katareo0108さん» 有難う御座います(>_>)お楽しみに! (2018年2月16日 12時) (レス) id: bcf85b04bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピンキー | 作成日時:2018年1月28日 21時