初めての試合 ページ10
そして選考試合当日。
いろいろな学校のサッカー部の人達が見に来ていて、観客席はいっぱいいっぱいだった。
そんな中、みんなはグラウンドでストレッチや、準備をしているのに対し、少女は響の後に隠れていた。
響「A……早くお前もグラウンドに行け。」
貴「だ、だって……響さん…！私…試合なんて……」
それはそうだ。
2日前に初めてサッカーについて知ったのに試合なんてやったことなんてないだろう、
つまり今日が少女にとって初めてサッカーボールを触る日で、初めてサッカー試合をする日なのだ。
響「本は全部よんだか？」
貴「はい……でも…サッカーを実際にやったことは…」
響「戦闘の時蹴っていたボールがサッカーボールに変わったと思えばいい。だが、人には当てるなよ？」
貴「それは…わかってます…！良い人を傷つけたりしません…！」
風「おーい！A！！」
響「相変わらずだな…。ほら、呼んでるぞ。それに円陣を組み始めたぞ。行ってこい！」
早く行け。と少女に言う響だが、少女は響の服をちょこんと握り、イヤイヤと首を振る。
貴「人…いっぱい……ダメ…。」
響「サッカーやりたいんだろ？サッカーをやるのに人目なんか関係ない。試合でもお前はめいいっぱい楽しめばいいんだ！わかったな？」
貴「楽しむ…？」
響「あぁ、サッカーは楽しいぞ…！さぁ、行ってこい！」
貴「……うん！」
と、皆のとこ行こうとする前に、少女はマネージャーの元に駆け寄る。
貴「あ、あの……」
勇気を振り絞りマネージャーに声をかける少女。
秋「あら？Aちゃん！どうしたの？」
貴「クシを貸してください…！」
運動中は長い髪の毛が邪魔のため、いつも髪をオールバックで、高い位置でポニーテールしているのだ。
だが、今日は緊張のせいなのか家にクシを置いてきたのだ。
秋「あ、クシね！はいどうぞ！」
貴「ありがとう…！」
そう言い髪を括る少女。
髪をまとめた少女は美しい目と鼻立ちがハッキリ見えて、何とも言えぬ色気が出ていた。
秋「うわぁ！綺麗！///」
春「本当です！////」
貴「木野秋ちゃん…！クシありがとう…！じゃあ……行ってきます！」
秋／春「「頑張ってね！／くださいね！」」
貴「うん…！」
こうしてやっと皆の元に行った少女。
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遊星(プロフ) - 何故この話「イナイレFFI編」を完結して更新しないんですか？これから素敵な話になるのに更新停止は大変勿体無いです。更新頑張ってください。 (2022年1月5日 11時) (
レス) @page36 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - イラスト凄く上手で、まるで漫画家レベルでした。 (2022年1月5日 11時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
辺銀ヾ(･ω･`*)(プロフ) - 吹雪彩香さん» 彩香さんいつもコメントありがとうございます(っ´ω`c)少しずつ頑張りますね！ (2019年9月23日 22時) (レス) id: a28dca647d (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続き見ました、辺銀さんいつも応援しています。更新頑張ってください(^^) (2019年9月23日 22時) (レス) id: d7bac13e1b (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(元Setsuki.)(プロフ) - 辺銀ヾ(･ω･`*)さん» はい！頑張ってください！ (2019年8月20日 1時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：辺銀ヽ(･ω･`*) | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RibonHomupe
作成日時：2018年9月16日 1時
