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貴「ぃ...出久」
無個性で今の自分じゃ何も出来ないと分かっているはずなのに、、出久はその足を止めなかった
なんで......自分が危険な目に遭うのに
そこまでして、、君は救おうとするの？
霞む視界に映る彼を見て涙が溢れ出す
それでもやっぱり出久では歯が立たなかった
ヴィランに向かってバックを投げるが、そんな攻撃は効くはずがない
彼自身も、、分かっているんだろう
それでも諦めなかった
諦めずに勝己を助けようとする
私は、、なんて無力なんだろう
動かない身体
きつく噛んだ下唇に血が滲む
ヴィランに攻撃されそうな出久に
私の伸ばした手は届くことなく地面へと落ちた
『それで、いいのかい？A』
ーーーードクンッーーーー
『君はやれるはずだよ』
意識はないはずなのに
私の目の前では闘いが繰り広げられていた
1人は着物をきた男ーー禍々しい気配を放っている
そしてもう1人は、、私だった
今とは違って制服ではなかった
少し大人びていて真っ黒い服に羽織を来ている状態だった
これは夢なのだろうか
いや、、違う
私はここで生きていたんだ
根拠もないのにそんな確信を持った
『君は強くて優しい剣士だった』
その時、私の肩を誰かが触れる
それは、、とても優しくて暖かい空気を持った男の人だった
貴「...お館様」
口が勝手に動いた
貴「......あぁ」
あぁーーーそうか、
私は闘って死んだんだわ、ここで
この世界で
私は鬼殺隊の最強の柱と呼ばれていた
誰よりも率先して鬼を滅していた
そして...上弦の壱との闘いで
死んだんだわ
柱として倒せなかったけれど
自分の正義を貫いて最期を迎えたのね
お館様はそんな私を見て微笑んだ
『君ならどこへ行ったって、、闘えるはずだよ、私は信じてる』
【全集中の呼吸】
ーーーシュタッーーー
緑「っ！...Aちゃんっ!?」
私は痛くて仕方の無い身体を無理やり起こし、出久の前へ立つ、、そして鉄パイプを持った右手に力を集中させる
『A、頑張れ』
私は諦めない
柱であったあの時と同じように！
【古の呼吸 月夜の嘆き】
ーーーﾘｨｨｨｨ...ﾝーーー
鉄パイプは深紅に染まる
いつの間にかヴィランは真っ二つに切り裂け息絶えていた
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フラン(プロフ) - 〇〇の形がない (2020年2月23日 7時) (
レス) id: 3238b0b7ce (このIDを非表示/違反報告)
辺銀ヾ(･ω･`*)(プロフ) - アカリンゴさん» はい、あってますよ！ちゃんと説明出来てませんでしたね( ´･ω･`)後で読み仮名ふっときます(*´ω`*) (2019年10月25日 16時) (レス) id: a28dca647d (このIDを非表示/違反報告)
アカリンゴ - 古の呼吸って読み方 いにしえのこきゅうであってます？ (2019年10月25日 16時) (レス) id: d24e168175 (このIDを非表示/違反報告)
辺銀ヾ(･ω･`*)(プロフ) - こあらさん» 本当ですか！？よかったです！明日か明後日ぐらいに続編の第2章にイラスト貼るのでまた見れなかったら言ってください！ (2019年10月21日 0時) (レス) id: a28dca647d (このIDを非表示/違反報告)
辺銀ヾ(･ω･`*)(プロフ) - ベルさん» ありがとうございます！もう1人の作者、イナビカリと共に頑張ってます！これからもよろしくお願いします！ (2019年10月21日 0時) (レス) id: a28dca647d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：辺銀ヽ(･ω･`*) x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RibonHomupe
作成日時：2019年10月2日 22時
