吉良という名 ページ44
吉良くんにグイグイとどこかに引っ張られる
さりげなく繋がれた手に私は恐怖と恥ずかしさを覚えるが、黙ってされるがまま着いていく
そして歩いて数十分、最初に口を開いたのは私ではなく彼の方からだった。
吉｢お前、俺の苗字を聞いて何か思ったことあるか？｣
貴｢は？｣
吉｢ﾁｯ、つまり吉良っていう苗字を聞いて何か思ったことあるかって聞いてるんだ！｣
貴｢……。｣
口をひらいたかと思ったら、彼の口から出てきたのは｢苗字について思ったことあるかどうか｣という内容だった。
うーん……、なんとも思ったことないんだけど､､､､
一体どうしたんだろ、急にこんなこと聞いて
貴｢なんとも思わないが､､､､｣
吉｢はぁ！？お前吉良財閥知らねぇのか！？｣
貴｢吉良財閥……？あぁ。そんな財閥とかに興味とかない。｣
吉｢はぁ？？じゃあなぜ瞳子姉さんはこいつの事知ってんだよ……((ﾎﾞｿｯ…｣
吉良財閥とか聞いたことない……と言うと嘘になる。
確かおばあちゃんがその名を口に出していたような記憶があるけど、たいして気にしなかった為内容やら詳しいことは覚えてない。
それにしてもさっきから吉良君……独り言が激しい､､､､
｢瞳子姉さんの企みはなんだ……？｣
｢いや、そもそもなんでこいつのことを……？｣
｢ってか俺も行く必要あるのか……？？｣
聞き取れはするけど、言ってる意味が全然分からない。
瞳子姉さん？？
吉良君のお姉様かな、、、私あったこととかないから分からないんだけど。
それにさっきから携帯触りながら歩いてるし､､､､
ながらスマホはダメなんだよ？
あ、でも今何時か気になるな……携帯キャンプ場に忘れてきたけど。
◇
そうこうしている間に私達はとある豪華そうなお店に着いた。
吉｢お、ここか。｣
貴｢……、｣
吉｢こっちだ。｣
貴｢あ、あぁ……｣
豪華そう…。
いや、豪華そうじゃなくて豪華。超豪華なお店
まぁ、何故私がここに連れてこられたか分からないけど、なんだか嫌な予感がした。
｢いらっしゃいませ！ご予約された吉良様ですね？席へとご案内します！｣
そしてこの人、吉良ヒロト君は何故かこの店を予約しているという事実､､､､
というかちょっと待って！！私も一緒に行っていいのこれ！？
貴｢お、おい……｣
吉｢んぁ？おら、早く行くぞ。俺も良く知らねぇが中で瞳子姉さん待ってるようだからな。｣
貴｢ぁ、あぁ……｣
いやほんとにどういう状況!?
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辺銀ヾ(･ω･`*)(プロフ) - 天河さん» ありがとうございます!!私もペクが好きで､､､､また絡ましたくてどうしようかちょいと試行錯誤しております！続編出来ましたので第2章の方でもよろしくお願いいたします！(*´ω`*) (2020年6月8日 17時) (
レス) id: 1969297d81 (このIDを非表示/違反報告)
天河(プロフ) - コメント失礼します。この小説大好きです！ペクくんとの別れの場面は涙が出そうでした。これからも頑張ってください。続編おめでとうございます！ (2020年6月7日 22時) (レス) id: 3bc0dee5a5 (このIDを非表示/違反報告)
辺銀ヾ(･ω･`*)(プロフ) - 紅蘭さん» ありがとうございます！やっと続編へと行けます(*´ω`*) (2020年6月7日 3時) (レス) id: 1969297d81 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭 - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2020年6月5日 19時) (レス) id: c9c79794b0 (このIDを非表示/違反報告)
辺銀ヾ(･ω･`*)(プロフ) - アリスさん» アリスさんありがとうございます!!ネタを考えるのに時間がかかってしまいますが、もうちょっと早く更新できるように頑張ります！ (2020年6月5日 17時) (レス) id: 1969297d81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：辺銀ヽ(･ω･`*) | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RibonHomupe
作成日時：2019年3月14日 18時
