夢 ページ33
Asaid
あのあと私は暗闇へと引きずり込まれ、今私の目の前にはある場面が移り出されている
その場合とは…
4歳の頃の私と、お父さんとお母さん…
そして、私の双子の弟と、2歳の弟…そんな5人が幸せそうに笑いあっている場面
ん？あれ……？小さな私とお母さんの顔ははっきりと見えるのに
何故かお父さんと弟達の顔にモヤがかかってよく分からない…
貴「ど…うして…？」
そう言った途端、次の場面に移り変わる
貴「っ…！？」
その場面は……
お父さんと弟達が眠っていると思われる墓の前で
泣き崩れるお母さんとただ突っ立って涙を流すことしかできない小さな私…
そして、何故か墓標にモヤがかかっていて名前がよく分からない…
貴「まただ……なんでモヤがかかってるのよ……」
涙を流しながらそう呟くと、
またまた場合が変わって…次は
家族が眠っているであろうお墓の前に
"たった1人"で涙を流す
少し大きくなった私
その私が呟く
『いやだ……いやだよ……私を……私を1人にしないで…！置いてかないでよ…！！パパ…！ママ…！──…！──…！』
その呟きを聞きながらまた涙をこぼす私
だけど…1つ気になったことがあった
貴「えっ……なんで…弟の名前が…分からないの…？」
そう、自分の家族である弟達の名前が
でてこない…
そしてまた場合が変わり
映し出されたのは
『A…！なんで……なんで俺を置いていくんだよ…！！』
貴「あっ……フ…フィディオ……！フィディオ…！！」
お墓の前で泣き崩れる
私の愛する人
フィディオ…
その途端、私の足場が崩れだし闇へと落ちていく
暗闇へと落ちながら必死に叫ぶ私
貴「フィディオ…！ごめんなさい…ごめんなさい……！」
そう叫んだあと
現実へと引き戻された
«ガバッ»
貴「はぁ…はぁ……」
豪「A…！」
？…修也…？
豪「A…！大丈夫か…！？」
貴「…あ、あれ…？ここは…？」
確かにグラウンドで練習をしていたはずの私
だけど…何故かベッドに寝かされていて、横には心配そうに私を見つめる修也の姿
豪「！？……何も覚えてないのか……？」
何も覚えてない？
あ、あれ…？何があったんだっけ…？
思い出そうと記憶を遡っていくと
貴「あ………。私…またやっちゃったわね……。ごめんなさい…迷惑かけちゃって…」
はぁ……。またやってしまった…
トラウマはなかなか消せないみたいね
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アリス - 作品読みました！はやく花咲さんが撃退されるところ読みたいです！続きとても楽しみにいています(^o^)/ (2020年5月24日 17時) (
レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
辺銀ヾ(･ω･`*)(プロフ) - なづきさん» う、嬉しいです(´；ω；｀)ありがとうございます!! (2020年5月21日 20時) (レス) id: 02179f434f (このIDを非表示/違反報告)
なづき - ちょいまち……絵上手すぎん？？？ (2020年5月20日 22時) (レス) id: 9a76fbbe31 (このIDを非表示/違反報告)
辺銀ヾ(･ω･`*)(プロフ) - お待たせしてすみません！とりあえず2章のパスワード外しました！3章はもう少々お待ちください！ (2020年3月9日 23時) (レス) id: 02179f434f (このIDを非表示/違反報告)
辺銀ヾ(･ω･`*)(プロフ) - きららさん» 指摘ありがとうございます!!なおすの忘れてました(´；ω；｀)ほんとに感謝です！！あと応援とコメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月4日 14時) (レス) id: 02179f434f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：辺銀ヽ(･ω･`*) | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RibonHomupe
作成日時：2018年12月22日 20時
