Assortment of love (ページ7)

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INVISIBLE LOVE ページ7

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右手に握りしめたままのネックレスを見ていたら虚しくなって、思い切り投げ捨てた。

できるだけ遠くまで飛んでいくように、力いっぱい。

夕陽に照らされて煌めきながら落ちていくネックレスを見ていたら、Aさんとの思い出が蘇った。

出会った日の事。

初めて肌を重ねた時の事。

喧嘩した日の事。

叶わない恋だってわかっていても、彼女にのめり込んでしまった俺は、Aさんからしたらまだまだ子供だったんだろうな。

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あれから数年が経った。

未だにAさんの事だけを想ってるって知ったら笑われるかな？

俺との関係が嫌になった。

その言葉は嘘だと信じたいけど...

真実を隠すためについた嘘なら俺はそれを信じるよ。

Aさんとの時間は夢だったんじゃないかって思うけど、

触れ合っていたという感覚だけは確かに残ってる。

忘れないし忘れたくない。

溢れ出る感情の抑え方がまだ分からなくて、

別れを告げたAさんに怒りをぶつける事しかできなかった俺はまだまだ未熟だった。

今の俺があの日に戻れたら、Aさんにどんな言葉をかけてあげられるのかな。

まあ、何を言ったって結果は同じかもしれない。

でも、今ならこう思える。

ちゃんと旦那さんと幸せになってよ。

Aさんが選んだ道に間違いはないから

って。