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｢この場所、よく来てたんだ。｣
｢いやーここは毎日来たくなるね！｣
｢でしょ？特に冬は空気が澄んでるから尚更星が綺麗なんだ〜。｣
｢俺いいタイミングで来れたんだね！ラッキー｣
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"ずっと好きでした。"
初めてAとここに来た時に、告白したことを思い出す。
星空に目を輝かすその横顔や、隣から時々感じる熱い視線。
昨日の事のように全部覚えてる。
破裂しちゃうんじゃないかって思うくらいに高鳴る自分の心臓の音は、ライブ前に緊張してる時と似ていて、
ライブ中はどこかで見てくれているんじゃないか、って思わずAの姿を探してしまうんだ。
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｢北ちゃん？｣
｢ん？｣
｢どうしたの？ぼーっとして。｣
｢あー、星に見とれちゃってた笑｣
｢そっか！笑｣
｢ねえ、翔吾...｣
｢ん？なに？｣
｢さっきの写真のことだけど、｣
｢あー北ちゃんの好きな人なんでしょ？｣
｢えっ！なんでわかったの！？｣
｢分かるよ笑
だって、北ちゃん写真見た時にすごい優しい目してたよ。｣
｢えっ？｣
｢今でもその子が好きなの？｣
｢うん... 大好きだよ。
会えなくても幸せでいればそれでいいなんて、そんな綺麗事言えないくらいに。｣
｢そっか。｣
翔吾はそれ以上何も聞いてこなかった。
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作者名：mm | 作成日時：2020年3月11日 13時
