会いたい…*DH ページ9
*
DH「ヒョン！なにっ!? ど、どうゆうことっ!?」
マネヒョンが突然言い出した
「Aがツアー同行しない」って…
そもそも…
同行するとかしないとか、
そんな話になってたの？
オレ、なんにも知らないし…
だって、Aは絶対オレと一緒に来てくれるって思ってたし…
EH「だって、“ツアー同行するから”って、昨日Aから聞いたばっかりだよ？」
DH「んへっ!? ヒョク、聞いてたの？A、ヒョクにだけ話したのっ!? 」
MG「そう、同行するって言ってたばっかりなのに、さっき“同行しない”って、わざわざ言いにきたよ」
EH「そう…、そっか…」
DH「ねぇっ！オレ、なんにも聞いてないっ！ずるいっ！」
なんでっ!?
A、なんでヒョクにだけ話したの？
DH「オレ、なんにも聞いてないもん…」
床に座ってるヒョクが振り返る
オレの顔を見たままおっきなため息ついて…
EH「…話したくても話せなかったんだろ？」
DH「えっ？」
EH「A、オマエの帰り、待ってたんだからな」
DH「あっ…」
ヒョクの言葉に頭をぶたれたみたいな衝撃を受けた
DH「ヒョク、Aがね…」
EH「ん？」
DH「玄関まで来てくれたの、オレが帰ったら…」
EH「うん」
DH「A、ずっと待っててくれたんだね…」
EH「あぁ」
どうしよう…
オレ、どうしよう…
Aにちゃんと話さなきゃ…
ちゃんと、話を聞いてもらわなきゃ…
だけど、だけど…
それより、
DH「Aに、会いたい…」
いますぐ、Aに会いたい…
いますぐ、Aに会いに行かなきゃ…
DH「Aっ！」
ソファーから立ち上がって、
ドアに向かって走りだそうとしたとき
MG「さっ、リハ始めるぞー！」
マネヒョンに首根っこ掴まれて、
鏡の前にポイッて投げ出された
体勢を崩して床に倒れこんだオレを
マネヒョンが見下ろす
MG「今日のノルマ終わるまで帰らせないからなっ！早く帰りたいなら、集中してみっちりやれよ！」
そう言いながらニヤリと笑うヒョン
DH「ヒョンのいじわるーっ！」
ヒョンを見上げながら抗議の声をあげてみたけど、
EH「別に、意地悪じゃないし…」
って、
ヒョクの声が後ろから聞こえただけだった…
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作成日時：2015年4月1日 21時
