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“だけど虫” ページ6

*

部屋のドアを閉めてから、

自分でも引くぐらいな大きいため息が出た


こんなことして、

大人気ないってことはわかってる


わかってるんだけど、

だけど、

なんだか、

アタマとココロのバランスがうまく取れない…



ドンへから香った“知らない匂い”のおかげで、

アタシはあれから一睡もできなくて


ヒトリで悶々と“いらぬ妄想”を

繰り広げてしまっていて



別に、

アタシとドンへは恋人なワケじゃないし


ドンへがどこでなにをしていようと

アタシには関係のないことだけど…


だけど、

“告白”ともとれることを言われたワケだし…
(※うねりずむ+α“Doomsday”参照)


正直、

それから若干意識しちゃってるってところもあったりして…



「はぁぁぁぁ……」

最早、ため息しかでない…



ヒョクちゃんには、

「絶対なんでもないって!そこまで見境のないヤツじゃないって!それはAもわかるでしょ?」

って、言われたけど


ヒョクちゃんの言ってることはわかるけど…



だけど、だけど…



アタシの中の“だけど虫”が

うじゃうじゃ発生してて

自分でもおかしくなりそう……








身支度を整えて、

大きく深呼吸してから部屋を出た




気にしてるせいか、

部屋を出てからすぐに

ソファーに座るドンへと目があって…


DH「Aっ!」


そう言いながら、

すぐにアタシのところに駆け寄ってくる



DH「A、どこ行くのっ!?」

って言いながら、

アタシの手をぎゅうっと握る



アタシの手を握るドンへからは、

もう“知らない匂い”はしなかったけど、

それでもお酒の匂いだけは残ってて…


やっぱり“いらぬ妄想”がアレコレ浮かんじゃって…



「…仕事、仕事行くから離して」


もう片方の手で、

ドンへの手を振りほどいた



DH「A、待って!ねぇ、オレ、車で送ってくから待って!」

EH「ドンへ!オマエ、いまの状態で運転無理だって!」



玄関に向かうアタシの背後では、

追いかけようとしてるっぽいドンへを、

ヒョクちゃんが制してくれてるっぽい…



いつもなら、

「じゃあ、ドンへ、早く準備してよー!」

なんて言いながら、

ドンへに送ってもらうんだろうけど…



だけど、だけど…


しばらく、

ドンへとは距離を置きたい、かも…





“だけど虫”が

大量発生中……


 

ドンへ史上最大のピンチ*EH→←フツカヨイ*DH



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設定タグ:SUPERJUNIOR , ドンへ , ウニョク   
作品ジャンル:ラブコメ
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作成日時:2015年4月1日 21時

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