オトナ宣言 ページ40
*
DH「これは…、ヒョンとヒョクのおかげかもだけど。でも、覗きとかやめてよね!」
珍しく食い下がらないドンヘ
HC「だから、覗けなかったっつーの!」
「覗けなかったって…」
HC「っつーか、覗かれて困ることでもしてたのかよ」
「「してないよっ!」」
アタシとドンヘの声が重なる
HC「あっやし〜!」
ニヤニヤ笑うヒチョル
「あ、あやしくないし!」
HC「へぇ〜。んで、A。オマエが手に持つシャツは、ドンヘのだろ?な〜んで、ドンヘのシャツを持ってんのかな〜」
「こ、これは! 膝に、ドンヘが、かけて!それで、別に、なにもしてないしっ!」
HC「なんで、そんなにきょどってんだよ。あっやし〜!」
「もうっ!ちょっと、ドンヘもなんか言ってよ!あやしくないって言って!」
って、
ドンヘを見れば、
いつになく真面目な表情をしてて…
「ドンヘ?」
EH「ドンヘ、どうした?」
それまで黙ってたヒョクちゃんも、
ドンヘの顔を覗き込んだ
DH「ヒチョリヒョン」
ドンヘの低い声が、
これまでの空気を変える
DH「ヒョン、オレ…」
HC「…なんだよ」
ドンヘはヒチョルをじっと見たまま、
アタシの手をぎゅっと握りなおす
DH「オレ、オトナになった…、と、思う…」
「「「・・・・・」」」
DH「いや、もっと、もーっと、オトナになるから…、だから…」
「「「・・・・・」」」
DH「ヒョンッ!」
HC「……なんだよ」
ドンヘの次の言葉はすぐに出てこなくて
なにを言おうとしてるのか
なにを言いたいのか
突然
“オトナ”宣言をしたドンヘ
そのドンヘのとなりに立って、
横顔をじっと見る
…こんなところにホクロ、あったっけ?
…こんなにアゴのライン、シュッとしてたっけ?
…こんなに喉仏、出てたっけ?
ドンヘと出会って、長い時間が過ぎたけど、
こんな風に、こんな気持ちで
ドンヘを見ることなんてなかったから…
だから、
きっと“いまさら”な発見をしているんだと思う
新たな発見をしたせいか、
つないだ手に熱がこもる感覚…
その熱をドンヘに知られたくなくて、
手を離そうとするけど、
やっぱりドンヘは離してくれなくて…
それどころか、
指が絡み合うようにつなぎ直された
「…ドンヘ」
抗議の言葉を発しようとしたら…
DH「ヒョン!Aを、オレにくださいっ!」
大きな声とともに、
ドンヘが、
90度のお辞儀をした……
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作成日時:2015年4月1日 21時