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“魔法のチカラ”…?*DH ページ35

*

床にペタッと座ったままだったAを

練習室のソファーに座らせた


冷たい床に座ったままで、

Aのカラダが冷えちゃったら大変!


そう思って、

今日着てきたチェックのシャツをAの膝にかける



Aがシャツを見たまま「ふふっ」って笑うから、

もしかして、臭い?匂う?

って、思って、

Aの膝あたりでシャツをクンクン嗅いでたら…



「ドンヘ…」

って、オレを呼ぶ声が聞こえたから、

パッて顔をあげる


と、

Aの両腕が伸びてきて、

オレの首に絡められた



「えっ!?」ってビックリしてる間に、

Aの手にチカラが入って、

そのままグイって引っ張られた

ら、

Aが

ぎゅうぅぅって抱きついてきた!




DH「…A? どした、の?」


なんて、聞いてみるけど、

ホントはすっごくドキドキしてて…


だって、いつもは、

オレからぎゅうってするのに、

オレから抱きしめるのに、


Aから

こんなふうにぎゅうぅぅってされるなんて…



ど、ど、どうしよう…


オレも、ぎゅうってしていいのかな…



不自然な体勢のまま

悶々と考えてたら…


「ドンヘ…」

Aの小さな声


DH「…ん?」


「ごめん、ね…」

DH「えっ?」


「あと…」


そう言うと、

Aはぎゅってするチカラを弱めて、

オレをじっと見つめる



「ありがと…」

DH「ん?」


「“魔法のチカラ”、ありがと…」

DH「…“魔法のチカラ”って、それはAが…」


「今日は! 今日は、ドンヘがくれたから…、アタシに、“魔法のチカラ”くれたから…」

そこまで言って、Aはうつむく


DH「A…?」

って、呼んだら、

少し顔をあげて…



「ドンヘ…」

Aの瞳は少し潤んでて



Aの言葉を待つあいだ、

右手を伸ばして、

Aの左腕に触れる


と、


Aの右手がオレの右手に重なる


一瞬のことなのに、

時間が止まったみたいで


じっと見つめ合ったまま…





「ドンヘ…、アタシも、一緒…。ドンヘと、一緒…」


DH「・・・」









「好き……」




コレは、

ホントに、

“魔法のチカラ”……?


 

涙まじりの告白*DH→←ココロのチカラ



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設定タグ:SUPERJUNIOR , ドンへ , ウニョク   
作品ジャンル:ラブコメ
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作成日時:2015年4月1日 21時

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