アタシ史上最大の岐路？ ページ24
*
「…んで？ こんな時間にウチに来たのと、その短くなった髪は、なんか関係あんのか？」
突き刺さるような視線…
ちゃんと正直に話して、
なんとか泊めてもらおうと思ってたけど…
相手は、ヒニム…
敵うはずもなくて、
もうすでにココロが折れた…
「あ、あのぉ…」
HC「まぁ、どうせ、ドンヘ絡みだろ？」
「…えっ!?」
HC「んあ!? オレ様がそんなこともわからないとでも思ってんのか!?」
…いいえ
HC「まさか、0.1%の奇跡で、ドンヘ絡みじゃないとでも!?」
…いいえ
HC「A、覚悟しろ…。オマエにはドンヘしかいねぇよ！」
「ヒチョル！」
HC「なんだよ」
「…ヒチョルが言ったんじゃん。“オレが認めるオトコになれ！”って」
(＊「うねりずむ 3：最強83ライン」参照)
HC「あぁ、言ったな！それがどーしたっ！」
たしかに、「それがどーしたっ！」と言われればそれまでで…
だけど、
ドンヘにあんなこと言われたからには、
アタシの答え次第な感じがするワケで…
「ドンヘを、認めたの…？」
HC「なんだよ、ドンヘじゃ不服か？」
「そっ、そんなこと言ってないじゃん」
HC「んじゃ、なにか？他にオトコでもいんのか？」
「いるわけないじゃんっ！」
思わず即答した瞬間、
ヒニムがニヤニヤ笑う
はぁ……
「…だいたい、ヒチョルは反対なんでしょ？認めてないんでしょ？ だから、ドンヘに5年後なんて課題出したんでしょ？」
HC「まぁなー。オマエには真っ当なシアワセってヤツを感じてもらいたいって思ってっからな」
「えっ？」
HC「だけどなぁ…」
ヒニムが珍しく、含みを持たせた言い方をする
HC「最近思うんだわ…、AがAらしくいられるのは、どんな相手なのかって、な」
「・・・」
HC「まぁ、その相手、オマエがオマエらしくいられる相手っつーのは…、A、オマエが選ぶべきだから」
いつも、ジーっと目を見て話すヒニムが、
そこまで言ってから、
目をそらした…
「…なんで？」
HC「んあ？」
返事はするけど、上目遣いでチラリと見ただけ…
なんか、こんなのホントに調子狂うじゃん…
HC「まぁ、別に、いつまでもココにいていいけど…、答えはちゃんとみつけろよ。オレは、もう口出ししねぇーからよ」
なんか、大袈裟かもしれないけど、
これは、
アタシ史上最大の岐路かもしれない……
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作成日時：2015年4月1日 21時
