うねりずむ 3

うねげんか*01 ページ28

*
　
EH「“ヒョクが言ったんじゃん”って、オマエさぁー」

DH「オレが言っちゃダメーって言ったのに、ヒョクが言ったんじゃん」


EH「そうだけど、あれはさぁー」

DH「あれはなに？オレ、ちゃんと聞いたもんっ！」


なにやら不穏な空気…


そして、

珍しくヒョクちゃんが言い淀んでる…



やっぱり

あの15分の間になにかがあった模様


で、

少なからず、いや、多いに？

アタシも巻き込まれてる様子



「あ、あのさぁ…」


DH「それとも、なに？ヒョクはテキトーなこと言ったの？」

EH「はぁ!? なんだよ、テキトーなことって！オレはオマエのためにー」

DH「オレのため？んじゃ、いいんじゃん！」



なんだかよくわかんないけど、

これは、ドンへが正論ってことになるの？



EH「だからー、そうゆうことじゃなくて」

DH「じゃあ、どうゆうこと？ もー！ハッキリしてよっ！イライラするっ！」

EH「はぁっ!? イライラするってなんだよっ！それはコッチのセリフだっつーのっ！」



興奮して声が大きくなるドンへとヒョクちゃん


これは、

かなりマズい状況なんじゃ…


「ちょ、ちょっと！フタリとも、落ち着いてってば！」

って、

一歩進んで向かい合ってるフタリの間に入り込む



D&E「落ち着いてるってばっ！」


こんなときまでシンクロしなくても…


ってか、落ち着いてないし！




EH「ドンへ、オマエちょっと、冷静になれよ」


普段のトーンでそう言うヒョクちゃんは、

自分も落ち着こうとしてるみたい



DH「別に、オレ冷静だし。ヒョクこそちゃんとしてよ！」

EH「はぁ？ちゃんとしてよってなんだよ！オレはちゃんとしてるだろ！ちゃんとするのはドンへだろっ！」


なーんで、そうなるかな…


DH「もう、なんなの!? ヒョク、変っ！」

EH「変じゃねーよ！もう、めんどくさいなぁー」

DH「めんどくさい!? ヒョクがそんなんなら、もういいよっ！」


ヒョクちゃんが大きく深くため息…



DH「オレ、帰るっ！」

EH「オレも帰るし？」


「・・・・・」







D&E「A！帰るよっ！」




結局シンクロする

ウネのケンカ…

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