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なになに? ページ22

*

ヒョクちゃんに言われるがまま、

ドンへに電話をかけてる



いたってシンプルな呼び出し音

数回鳴ってから…



DH『A!なに?どうしたのー?』

出るなりいきなりテンション高い…


ドンへには「もしもし?」とか「はい?」はない…



「あー、ドンへ?あのさー」

EH「A、スピーカーにして」


「あ、うん」

言われるがまま操作してると…


DH『なに?ねぇ、Aー?』


コッチのやりとりが聞こえたのか、

ドンへがヤキモキしてる



スピーカーに切り替わった瞬間


DH『んもー!なんなのーっ!』

って、

ドンへの声が車内に響いた



EH「ヤー!ドンへ!うるさいっ!」


DH『あー!やっぱりヒョクも一緒だ!なになに?どうしたのー?』



フタリのやりとりを聞いて、

スピーカーにしたケータイを

ヒョクちゃんの方に向ける



EH「ドンへ、いまどこ?」

DH『え? えっと…』

ドンへが言い淀む…



なんか、変?




理由も言わないでアタシを引っぱってきたヒョクちゃん


珍しく言い淀むドンへ



点と線がなんとなく繋がったような…




EH「ドンへ、ここにはオレとAしかいないよ? それでも言えない?」

DH『えっ? いや…、でも…』

もごもご口ごもるドンへ



EH「ドンへ、これが最後! いま、どこ?」


低い落ち着いたトーンのヒョクちゃんに

思わずドキッとした




DH「……いつものお店。 ○○の個室」


ヒョクちゃんの雰囲気に耐えられなかったのか、

ドンへがボソッと答えた




EH「わかった…。ドンへ、オレたちが行くまでそこから動くなよ?」

DH『へっ?』



EH「いいか?そこから、個室からも出るなよ?」

DH『えっ、でも…』



EH「少しでも動いたら、ウチから追い出す!ってAが言ってる!」


「「えっ!?」」


ヒョクちゃんの突然の言葉に

アタシとドンへの声が重なった




EH「そしたら、オレとAのフタリ暮しだ! あー、楽しみー!」

DH『ダメー!ダメダメー!そんなの、ぜーったいダメーッ!』


スピーカーなのに、

耳を塞ぎたくなるぐらいの大声




EH「フッ、んじゃ、そこから一歩も動くなよ!」

DH「ぜーったい、動かないっ!」



ニヤリと笑うヒョクちゃんが

「切っていいよ」って小声で言う



電話を切ったタイミングで、

「絶対に負けないっ!」

ヒョクちゃんの小さな声が聞こえた





なに?

なになに?



いったい、

なにがあったの!?

15分後→←なに?



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設定タグ:SUPERJUNIOR , ドンへ , ウニョク   
作品ジャンル:ラブコメ
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作成日時:2014年9月7日 21時

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