愚痴と、対策を ページ4
その後、しばらく話し、注文した料理も食べ、解散することに。
帰宅すると、今日は休みだったのか、家には兄の姿が。
「おー。おかえりー。…って、なんかあったか?目が死んでんぞ。」
「あー、ただいま。うん、ちょっとね…。」
そうして、今日あった話のことを話す。
「…ってことなのさ。はぁ、しんど。しかもさぁ、これ聞く限り、また現場に行くつもりだよね。しかも、真凛ひとりで。これ、もし助けれたらまた真凛の手柄だし。更には、助けたこと組織にバレたら真凛狙われるじゃん。で、身元調べてたら確実に私にたどり着くわけで?疑われて終わりだし?私にとってはデメリットしかないのに、なんで協力しなきゃなんないんだよ、って感じ。…もう一回で懲り懲りだわ、こういうのは。」
「うわぁ…。それは引く。マジで無いわ。いや、相手知らないとしても、頼む事非常識過ぎるだろ。しかも、A、前世の記憶のこと言ってないんだろ?客観的に見てたら、その子、友達『に私前世の記憶あるの、ここ漫画の世界で、死亡キャラいるから救済したいの、でも一人じゃできないから手伝って』って言って、無理難題押し付けてきてるじゃん。しかも、自分自身も危ないけど、それよりもこっちのほうが大変っていうことしらないよな…。うわぁ、まじかぁ…。」
「…なんか、漫画とかでよく見る、ぶりっ子ヒロインとか性悪ヒロインとかじゃないんだけど、それでもそれと同じ位たち悪いよ、あの子。しかも、無自覚。賢いはずなのに、周りが見えなくなるタイプ。しかも、あの場合、男子に好かれて女子に嫌われ、とかじゃなくて、私みたいな一部に嫌われる系。…何であんなのと協力してんだ…。しかも、血が繋がってるし…。」
「だなぁ…。…どんまい…。…まぁ、とりあえずコードネームもらったのは1ヶ月前くらいだし、早々にノックバレはまだ無いだろ。…それまでに、なんとか情報集めとくか。俺も手伝うよ。」
「ん、ごめん、よろしく…。…はぁ、こんなことなら引き受けなきゃよかった。…さっさと救済終わらせたいわ。こんなの続くとか辛すぎ。」
だが、救済が終わると次に始まるのは原作。
それもそれで首を突っ込み、私も巻き込みそうだな、と思う。
(自意識過剰でもいい、絶対巻き込まれる気がする。しかも、より面倒くさい案件に。)
なにか、対策をしとかなければ。
そんなこんなで、1日が終わった。
はずだったのだが。
「…あれ、パソコンに組織からメールだ…。」
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にゃふ(プロフ) - とっっっても面白いです!続きが楽しみです! (2021年6月3日 20時) (レス) id: 2c9f18fc80 (このIDを非表示/違反報告)
都和(プロフ) - めっちゃおもろいです。夢主目線で見ると確かに真凜ちょっと図々しいですねw (2021年5月31日 12時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - こんばんは! 作品、とても面白いです! 私は普段組織sideにつく作品は読まないんですけど、この作品はすごく面白くて時間を忘れて読んでしまいました! とても素敵な作品ありがとうございます! これからもお願いします! 頑張ってください! (2021年5月17日 23時) (レス) id: a9d4863f80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぶーちゃん | 作成日時:2021年5月17日 12時