7、お泊まり ページ7
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「ジスの家に泊まるの久しぶり〜」
「そうだねわーいわーい」
「何でそんなに棒なの!?」
俺はこの後に起こることが予想できる。
今日は寝れないだろうな。コイツは絶対寝させてくれない。
「ご飯も食べ終わったし今からイチャイチャする?」
「今疲れてる」
「冷たいなー」
拗ねてることが分かるくらい頬を膨らませる。
よしよし(と頭を撫でた妄想)
「じゃあ俺寝るね。おやすみー」
コイツが寝る前に寝て少しでも睡眠時間を取らなければ。
「待て待て待て、まだ9時だけど。夜はこれからじゃんもっと起きてよ?」
「男に二言は無用。だから俺は寝る」
「使う場面が違うだろ」
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「いだ」
痛みを感じて目が覚めた。
時計を見ると夜中の2時。変な時間に起きてしまった。
「んん〜」
隣からAが寝返りを打つ音が聞こえて逃げようと構えるが一足遅く。
高く上がった足が一直線に俺の体に振り下ろされた。
はあ、痛い。
寝相が悪いから一緒に寝ればいつも蹴られる。だから寝れない。
「…お願いだから寝させて」
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翌日
「ジス元気ない??目の下にクマあるじゃんどうしたの?」
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作者名:美恋 | 作成日時:2020年6月5日 18時