Fear【JH】

#Jeonghan ページ8

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心臓が止まるかと思った。

少なくとも俺は、それくらい動揺していた。









目の前にはAの字で " ごめんなさい " とだけ書かれたメモが置いてある。

起床して早々にこれを見つけたから焦って位置情報を見たら矢印は此処を指している。だけどAは居ない。

これは一体…？あのAがスマホを置いて出掛けることはないだろう。し、彼奴は俺から逃げようとしているから一刻も早く見つけ出す必要があった。









「チッ、何処だよA」









しかもよりによって何で今日なんだ。今日が何の日か分かってるのだろうか。









「3年目の記念日だって言うのに」









最近の彼奴の様子が前と違うことは分かっていた。

少し冷たくなった。いや、笑顔が減ったのか。









俺は危険で酷い奴。

だから君を俺の毒に染めたくなくて初めて会った日からずっと好きだった君に近付かないように仲良くならないようにしてたのに

君から近付いて来たよね。

全部全部君から始めたんだよ。




ねえ、責任取ってくれる？

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