ただの恋 (ページ16)

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EH side

キュヒョン『ヒョン、僕先戻ってますね』

僕が居たら聞けないでしょとでも言いたげで、
ニヒルな笑みを浮かべて言った

よくよく考えれば袖に待ち構えて、
連絡先聞くとか、、
気がありますって言ってるようなもんじゃ、、

そんな事を考えてるうちに
Aさんのステージが終わり、
はけてきた

目が合う

A『ウニョクさん、見てくれていたんですね、
ありがとうございます＾＾』

『リハーサルとはまた違って、素晴らしかったです』

A『ははw そんなふうに褒められると照れますね』

『あの、、、メンバーとまたご飯行きたいなって話してて、Aさんと田代さんと一緒に、、なので連絡先教えて欲しくて、』

A『、私と連絡先交換したら彼女さん喜ばないんじゃないですか？』

彼女、、、、、？

ん？

A『私が堅苦しい人間だからそう思うのかもしれないけど、お仕事ではなく、一緒にご飯にと言うのが目的で連絡先を交換するのは、、、彼女さんにも申し訳ないですし、、良くない事のような気がして』

『えっと、、、』

少し早口で話す彼女に、、、
どう説明しよう

A『生意気言ってすみません、私、、、失礼します、』

行ってしまう

『ちょっと待って！』

彼女の手を掴んだ

『俺、彼女いない』

A『え、、だって、、さっき廊下で』

『、、、あぁそれは後輩。今日ステージに立ってて挨拶しにきてくれて』

彼女の顔がみるみる赤くなる

A『え、あ、私の、、勘違い、、すみません！
なんかすごい否定するようなことばっか、、言いましたよね、、すみません、///』

あぁまた、、額に手を当て俯く

A『、、ウニョクさん？何か言ってくださいよ、、あとそんなに見られると、、あの』

『ごめん、つい、可愛くて、』

自分の口から発せられた言葉だと
知ったときには、もう
彼女は目を丸くして、
さらに頬を染めていた

思わず、、、言ってしまった、、

『っと、ごめん嘘！あ、いや嘘じゃなくて』

流れる沈黙を破ったのは彼女

A『ははw あー、、連絡先交換しましょうか』

、
、
、

控室までの廊下を2人で歩く

『可愛いって、嘘じゃないから。』

A『はい、、ありがとうございます、」

『Aさんそれ癖？額に手当てるの』

A『照れたり、恥ずかしかったりすると、無意識でw』

控え室に着く

『じゃぁ、また、』

A『はい、、また』