ただの恋 (ページ20)

今日:5 hit、昨日:10 hit、合計:36,383 hit

20(EH)増すページ20

EHside

後ろを振り返ると

グラスが床に落ちていて、
ジュースも床全体に溢れていた

店員さんが手を滑らせたのだろうか

店員「すみません！」

キュヒョン『A大丈夫？』

A『全然大丈夫です！』

店員「すみません、、」

A「大丈夫ですよ？気にしないで下さい^ ^」

キュヒョンから聞くと

グラスを持った店員が
Aさんの背中にぶつかって
ジュースは溢れてグラスも落下した

との事

Aさんはグラスを拾って、

店員さんと少し話して誤っているようだった

背中にはジュースの染みが大きく見えた

田代「大丈夫？寒くない？」

A「大丈夫です！」

外に出ると

強く冷たい風が僕らを襲う

『『さっむ！！』』

キュヒョンと声が揃った

田代『うわぁ、風すっごいね。寒い』

A『髪ボサボサw』

彼女だけは寒いと言わない

服も濡れていて1番寒いはずの彼女が。

肩を竦めて、少し身震いをした。

店員さんはもう居ないのに、

気を遣う人はもういないのに、

言えば
彼女は被害者なのだから気を遣う必要はない

来た時は寒くなかったから羽織るものは持ってこなかった、一応と思ったマフラーだけ

彼女にかける

A『え、あ、いいですよ！ウニョクさんも寒いじゃないですか』

そう言うと思った

敬語、外れてないし、

『いいから、』

『さっき店員さんに何誤ってたの？』

A『私が歩くの遅かったかもって、』

当たり前のようにそう言う彼女に、、

また、惹かれていく、、

優しすぎるんだよ、、

分かれ道

A『マフラー、ありがとうございます、
しっかり洗って返します』

『いや、いい、大丈夫』

A『新品のを買えと、、、』

『違うよw あげる』

A『なんで、返しますよ？』

『暫く日本の活動なくて来れないし。ご飯行けないから、、だから』

会えない間で忘れて欲しくないし、

あわよくば想ってくれて
好きになってくれたらな、なんて

A『そっか、、、』

フリンジの部分をいじりながら俯く

酔っているのか子供の様な可愛さがある

A『じゃぁ、』

マフラーを解いて、俺にマフラーを差し出した

、、、断られた？

マフラーを受け取る

A『抱きしめて』