隠れた月 vol.2 ページ9
電話口から聞こえるユノくんの力ない声
何があったか詳しく聞く余裕がなかった私は
取り敢えず美月から連絡があったら知らせるとだけ伝え電話を切って店に戻った。
A「どうしたの…？美月…」
ヒヨン「オンニ、なんか言った？」
A「え？あ、ううん！なんでも…いらっしゃいませ！」
今はお店に集中だ。
まだハッキリとしたことがわからないのにヒヨンちゃんやオモニたちにバレたら余計な心配をかけることになる。
それに、もし、ユノくんの言うとおり美月がこっちに向かってるとしても東京からソウルまですぐには来れない。
家に帰ってからチャンミンに相談しても遅くない。
チャンミン「え？！美月さんが？！」
A「シッ！声が大きいよ！子供たちに聞かれるでしょ！」
仕事から戻ってきたチャンミンにユノくんから電話があったことを話した。
チャンミン「百乃さんには？」
A「聞けるわけないでしょ！喧嘩したって言ってるのに」
チャンミン「ですよね。一体、何があったんだか…ヒョンがAに電話して来たことが気になります。ヒョンがAにそんな電話するなんてよっぽどのことですよ…」
A「だよね…」
なんでも一人で解決しようとするユノくん。
男気があってちょっとやそっとの弱音も吐かない人なだけに余計心配になった。
ノウル「ぱんぱかぱーん♪ぱんぱかぱーん♪」
シーツを被ったノウルがこっちにやって来た。
A「何やってんの？」
ノウル「花嫁さんごっこ！ユノオッパと美月オンニ、イルボンで結婚するんでしょ？ウエディングドレスと着物を着るってヒヨコモが言ってた！ノウルだったらこんな長ーいベール被りたいなあ」
チャンミン「ノウルはお嫁に行く予定がないから、そんなもの着なくてもいい。」
チャンミンに言われ、ぶぅっと膨れるノウル。
チャンミン「ノウルはずっとアッパの傍にいなさい。」
ノウル「アッパのケチ！」
チャンミン「ケチじゃない。アッパはノウルもセアもミレイも誰にもあげるつもりはないからそのつもりでいなさい。」
ベーッと舌を出してセアたちのところへ戻っていった。
A「もう…本気でお嫁にやらない気？」
チャンミン「本気も本気ですよ！誰がお嫁になど…あ、もしかしてヒョンも反対されたとか？健さんに！」
A「伯父さんに？それじゃあユノくんと喧嘩した理由になんないじゃん」
チャンミン「そっかぁ…」
一体なんなのか
私もチャンミンも困り果てていた
…ピンポーン…
ラッキーアイテム
デニムタイトスカート
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ます - 更新楽しみです！ (2014年1月27日 17時) (
レス) id: 3c126a4ac1 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ますさん» 少しだけ更新しました♪ (2014年1月12日 18時) (レス) id: ee7dd8339f (このIDを非表示/違反報告)
ます - お、お、お、続きがあーー！ (2014年1月12日 11時) (レス) id: 3c126a4ac1 (このIDを非表示/違反報告)
bubu - ますさん» うんうん(>_<) 早く仲直りしなきゃ！ (2014年1月12日 1時) (レス) id: ee7dd8339f (このIDを非表示/違反報告)
bubu - みなさん» はじめまして♪てか、ﾕﾉくんの結婚式なのに何やってんのこの二人は！ですよね(笑) (2014年1月12日 1時) (レス) id: ee7dd8339f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2013年2月10日 9時
