君と私だけの季節に (ページ6)

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そんな彼と出会ったのは私達が小学生２年生の時

母子家庭だった私は、毎日一人、夜遅くまでままの帰りを待っていた

" ままは、私のために頑張ってくれてるんだ。 "

なんて、ちゃんと分かっていたけれど、

やっぱり寂しくて、甘えたくても、甘えられなかった

だからなのか、内気で思った事を口に出せない私は、一緒に遊ぶ友達も、お話しする友達もいなかった。

そんなある日、

桜が散り、夕焼けがオレンジ色に光る夕方

" Aおかえり。カレー、レンジで温めて食べてね。行ってきます "

いつも通りのお母さんからの置き手紙

それを見つめているうちに、無意識に目から涙が溢れてきて

私は家から飛び出し、家の目の前の公園の桜の木の下で、一人で泣いた。

そして、もう１０分くらい泣いたのだろうか。

ｼﾞｬﾘｯ ....

後ろから聞こえる小さい足音

ﾄﾝﾄﾝｯ

(?)「おい、なんで泣いてんの？？？」

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後ろから聞こえる優しい声。

私の肩を優しくたたく暖かい手。

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それが、ミンギュとの初めての出会いだった