story 8 ページ14
兵士side
ああ
もう人類は終わりだ
さっきまで隣にいた奴も
俺の隣で笑ってた奴も
今はもう
何もしない
ただの人形になってしまった
俺の立体機動装置のガスも
刃も残り僅か
しかし
俺は人類の為に
心臓を捧げた兵士だ
最期まで戦い抜いて見せる
兵士「4m級か…」
俺は目の前の目標を見据えた
アンカーを目標に向けて発射した
そして目標に近づく
兵士「動くんじゃねぇぞ」
そう呟いた時だった
巨人「！」
気づかれた
もうこれで最期なのか
俺はゆっくりと目を閉じようとした
⁇「バケモノめ」
兵士「⁈」
俺が完全に目を開いた時には
巨人は蒸発し始めていた
そしてその巨人の横には
ボロボロのマントを羽織った奴がいた
そいつのマントはよく見ると
背中に自由の翼があり
何年か前の旧式マントだった
そいつは俺に気がつくと
こちらに向かって歩いてきた
兵士「‼︎」
今近づいてきてわかったことだが
こいつには左腕がない…
それより、
どうやってうなじを
削いだんだ？
俺は最初女なのか男なのか
判別がつかなかったが
⁇「大丈夫…か？」
透き通った鈴のような声を聞いた途端
女だとわかった
兵士「あ、ありがとうございます」
⁇「余りの刃とガスはあるか」
兵士「補給基地に行けばあると思います」
⁇「補給基地には行きたくない」
兵士「じゃあ、戦死した仲間から
いただくしかないです」
⁇「仕方ないか」
その女は俺の隣に
いた奴の体を起こし
⁇「無念だったろうに」
その一言を言うと
急いでガスを補給した
兵士「あの、貴女は？」
⁇「いずれわかる」
女はそれだけいうと
再び巨人に向かっていった
そのとき気づいた
兵士「刃を足で操っている…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
五十嵐 リーシア(プロフ) - いつも読んでます。面白かったです。頑張ってください！ (2014年1月26日 9時) (
レス) id: 9d3c470add (このIDを非表示/違反報告)
基山アユミ(プロフ) - とっても面白かったです!!これからも頑張って下さい!!この作品大好きです!!頑張って下さい!! (2014年1月14日 22時) (レス) id: 4dc2f58cbe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：郡美麗 | 作成日時：2013年12月27日 17時
