[狂愛]ヤンデレゲーム (ページ3)

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一話始まりページ3

『も～！何でっ⁉』

私、如月A

今は放課後。

神奈「何でって…。そりゃあ」

神奈「Aが束縛するからでしょー」

呆れたようにため息を吐く私の友達

『だって～』

私は人よりも愛が重い。

“Aの束縛はもう耐えられない”

そう言い去って別れた彼氏はもう三人目。

一回も交際が続いたことがない。

『はぁ～…。あ、神奈明日ね！』

手を振って、神奈とは別れた。

『ただいまー、って居ないのか』

家に帰るといつも居るお母さんが居なかった。

お父さんは会社で夜は遅い。

お母さん今日は同窓会だっけ？

『ヒマだなー。神奈と話そ』

メールで話していると

プツンッ

突然画面が暗くなった。

『えっ？充電切れた？』

そんな訳がない。

五分前に見たときは充電は充分あったから。

『壊れちゃった…？』

そう呟くと、暗い画面が急に明るくなった。

画面には

“ヤンデレゲーム”

と書かれていた。

『ヤンデレゲーム…？何これ？』

ホームボタンを押してもビクともしない。

『どうなってるの？』

すると文字が出てきた。

“愛に飢えている貴方。ぜひこのゲームでたっぷり彼に愛されましょう”

『新作の恋愛系ゲームかな。…ん？名前と年齢とメールアドレスを入力しろと…』

書いてある通りに従った。

“ありがとうございました”

するといつもの画面に戻った。

『何だったの？アンケートか何か？』

私は再び神奈とメールのやり取りを続けると

神奈:そういえば、さっきヤンデレゲーム？みたいなのに画面が変わったんだけど…。

A:え？私も！

神奈:ほんとに？何だったんだろうね

それからこの話は終わっていった。