53 面白いほど順調 ページ6
敦は緊張して噛んでしまうのだが、此れもまた女子にウケが良くてね
「中原中也、Aの兄だ」
そして無愛想な私の兄
潮田、茅野、不破、速水は中也を見て直ぐに私だと確信が持てたのだろう だからあえて、何も云わない
そして__________
「A……って、云った?」
「聞き間違いかと思ったけど……云ったよね。
それにほら……この間梨花ちゃんと見たよね?太宰先生と中島くん」
「じゃあまさか……」
「皆さん落ち着いてください。彼女は君達の知りるAさんではありません。ほら、怯えているでしょう」
殺せんせーが咎める
生徒は大人しく口をつぐんだ
「確かに……雰囲気も違うし」
「今のAちゃんの方が可愛いよね」
うわぁ。本人ですし?つか失礼って思わないの?私にも藍達Aにも
『えっと……中原A……ambreです』
「へ?」
私の名前に反応したのは梨花だ。
「もしかして……あのときのアンちゃん__?」
『あ……』
勿論計算済みだけどね
「ほら杉野君!カルマ君!あのとき私を助けてくれた人だよ」
いや、助けてくれたって……しかも私をって
あんた本当に自意識過剰だね。普通さ、“私達"でしょ
「おい手前、あんまりAに突っかかんな。」
中也が助け船を出す
勿論作戦。計算
「ふぇ?そっそんな……つもりじゃ……」
「ねぇ?そっちこそ俺の彼女に突っかかんないでくれるかな」
「あ?」
ねえ見えてるよ?彼氏に庇われる可愛い女の子っていう喜び
仮面のしたの裏の顔。
『中也……あんまり喧嘩しないで?
心配してくれるのは嬉しいけど、中也が私のせいで仲悪くなるのは厭だよ』
明らかに兄妹の距離じゃない
それは誰でも解るだろう
「ん……Aが云うなら」
そして__仮面のしたの嫉妬する顔
「なんであんたなんかが」ボソリ
誰にも聞こえてないと思ったのだろう
でも地獄耳だからさ←
『えっと……宜しくね?
えっと……仲良くできたら嬉しいな……!』
「よろしくー!」
「宜しくな!」
なぁんだ、気づかないの?
所詮はただの馬鹿か
「宜しくな、中原」
とそこで、前原が私を中原と呼んだ
『えっと……ごめんなさい……中原って呼ばないで』
「え?」
『えっと……厭なの……凄く』
ぎゅうっと中也の手を握りしめた
ガタン
その瞬間、梨花は立ち上がった
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なめまじょ - え、終わり!?もしかして、後は想像してくださいってこと…!?続きみたい…!! (2021年9月24日 21時) (レス) @page44 id: ab1b3a503c (このIDを非表示/違反報告)
クロネコ - 続きがすごく気になります!続きを書いてくれると嬉しいです!! (2019年6月9日 19時) (レス) id: ba8b81f396 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - これで終わりですか?続きが気になります! (2019年3月28日 23時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - すごく続きが気になります!! (2019年3月13日 5時) (レス) id: 43ee44b6d1 (このIDを非表示/違反報告)
桜@WT、ヒロアカ轟、上鳴、響香推し+爆豪 - ここで終わりですか!!??出来たら続き書いて欲しいです! (2018年8月17日 7時) (レス) id: 2ad03850a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み〜 | 作成日時:2017年1月18日 15時