【暗殺教室×文豪ストレイドッグス】信じるために犠牲にしました

８１ 仲違い ページ37

次の日





「もういいのかよ？休まなくて」




『へーきへーき。心配性だよね』




「彼女心配しねェ男なんているかよ」




中也はぎゅぅっと私を抱き締めた






『そう……かな。ふふ。中也大好き〜』




「俺も。つか、負けねェからな」




『張り合うの？』



仲良く手を繋いで、歩き出す




「エリス嬢から聞いたぞ。色々ややこしくしたらしいな」




『うん。クラス其の話題で持ちきりだろうな♪
だからもっと……かきみだす』




××××





『おはよ！』



ガラガラと勢いよくドアを開ける
ｼｰﾝ




とても騒がしかった教室




入る前に聞こえた藍達の単語や裏切り者という単語



「おっおはよ」




前原が少し不器用に挨拶する



『ねぇなんの話？さっきAって聞こえたから……私の双子の片割れの事？』にこり



私も入れてーと割り込めば困ったように顔を見合わせる




「そっそれは……「きっ昨日ばったり会ったの！」ひっ陽菜乃ちゃん！」





『えっ……ずるいー！私も会いたかったのに……』



私は止まらずに喋りかける




『ねぇねぇ元気だった？どんな話したの！あと私のこと聞いてない？あっあとは……あれ？どうしたの？』





「いっいや……ちょっと……ね」




梨花は気分が悪いと云って立ち上がる
赤羽君のところに向かい保健室へ一緒に行こうとする




だからすれ違い様に云ってやった






『藍達Aは全部忘れた。それって死んだと一緒よね？
貴方が殺したのよ……人殺しの醜いアヒルさん』ﾎﾞｿﾘ





「なっ……!?」






貴方は白鳥になんてなれないから

せいぜい足掻いてよ
それもそれも惨めにね





『変なの……中也！今日の宿題見して？』





「あ？手前やってねェのかよ」






『真逆！やったけど不安なだけー』





梨花がこちらを睨んでいるが気にしない





妙な雰囲気のまま授業は始まった

８２ ボイコット→←８０ 逸材

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す