第76話 ページ32
その時ステインは
折れた肋骨が肺に刺さっていたのだ
誰も血を舐められてはいなかった
なのにあの場で一瞬
ヒーロー殺しだけが確かに相手に立ち向かっていた
・
・
一夜明け──保須市総合病院
緑谷「冷静に考えると…凄いことしちゃったね」
轟「そうだな」
緑谷「あんな最後見せられたら
生きてるのが奇跡だって…思っちゃうね」
緑谷、轟、飯田、Aは同室で
ベッドに腰をかけながら話していた
A「はい、次轟くん」
轟「ああ」
Aと轟は一緒に将棋を指していた
緑谷「僕の脚…これ多分
殺そうと思えば殺せてたと思うんだ」
轟「あぁ…俺らはあからさまに生かされた
あんだけ殺意向けられて
尚立ち向かったお前はすげえよ
助けに来たつもりが逆に救けられた…わりィな
雪朔、王手だ」
A「なっ！」
飯田「いや…違うさ…俺は…」
グラン「おおォ起きてるな怪我人共！」
病室に入って来たのは
グラントリノとマニュアル…そして
グラン「保須警察署署長の面構 犬嗣さんだ」
緑谷「面構！！署…署長！？」
完全に犬の面である
面構「掛けたままで結構だワン
君たちがヒーロー殺しを仕留めた雄英生徒だワンね
ヒーロー殺しだが…火傷に骨折となかなか重症で現在治療中だワン」
「「！」」
面構「超常黎明期…警察は統率と規格を重要視し
“個性”を“武”に用いない事とした
そしてヒーローはその“穴”を埋める形で台頭してきた職だワン
個人の武力行使…
容易に人を殺められる力
本来なら糾弾されて然るべしこれらが
公に認められているのは
先人たちがモラルやルールをしっかり遵守していたからなんだワン」
資格未取得者である者が保護管理者の指示なく“個性”で危害を加えるのは規則違反だそうで
緑谷、轟、飯田、A
及び彼らの職場体験先であったプロヒーロー四人も処分が下されなければならない
それに対して轟は反論をしたが
それは『警察側としての意見』であって
この事実を公表すればの話らしい
今回の英断と功績は誰にも知られなくなるが
公表しなければ処分は受けないというもの
四人はこれを承諾した
面構「大人のズルで
君たちが受けていたであろう称賛の声はなくなってしまうが…
せめて
共に平和を守る人間として…ありがとう！」
こうして保須事件の全てが終わった
．
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御子柴琥珀(プロフ) - Arisaさん» やっぱり表示されてなかったんでかね？w 実は続編もうできてるんです！「作品のシリーズ」か「作者の作品を全表示」のところから探せると思います！ (2018年5月8日 5時) (
レス) id: 03ede35fa3 (このIDを非表示/違反報告)
Arisa - 面白かったです！続編がきになってうずうずしてます！次回も絶対読みます！ (2018年5月7日 23時) (レス) id: b91eacdbbd (このIDを非表示/違反報告)
御子柴琥珀(プロフ) - うらら@坂田家.ぴく民.ら民.ゆっ家族.などいっぱい←さん» イエェエエエェエエェエェエエエイ！！！！！г(г°∀°)ﾄﾞｽｯ（そして永遠に終わらぬww） (2018年5月3日 17時) (レス) id: 9bb560e444 (このIDを非表示/違反報告)
うらら@坂田家.ぴく民.ら民.ゆっ家族.などいっぱい← - 御子柴琥珀さん» ウエッヘェェェェェエエエエエエエエエエエェェェェェイイィィィィィイイ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！г(г°∀°)ﾄﾞｽｯ(そして、自分も止めないw) (2018年5月3日 12時) (レス) id: 6f50c84bd5 (このIDを非表示/違反報告)
御子柴琥珀(プロフ) - うらら@坂田家.ぴく民.ら民.ゆっ家族.などいっぱい←さん» ギィヤァァアアァァアアアアアァァアアア！！！！！！！！г(г°∀°)ﾄﾞｽｯ（けど止めない私ww (2018年5月2日 21時) (レス) id: 9bb560e444 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御子柴琥珀
| 作者ホームページ：http://kohaku mikosiba 0423
作成日時：2018年4月14日 18時
