コード・ブルー～緊急救命の帰国外科医～【男主】 (ページ10)

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第9話ページ10

営業が終わり、医局でAはやっぱり机に伏せていた

白石「大丈夫ですかA先生」

A「この状態を見ろ…全然大丈夫じゃない…」

白石「ですよね～」

A「なんで今日に限って3回もフライトがあるんだよぉ…」

白石「でも慣れなんじゃないですか？」

A「慣れてねえよ！恐怖心増すばっかりだわ！」

白石「うーん……あ、じゃあアイマスクするとかどうですか？」

A「アイマスク？」

白石「はい、外を見るのが怖いのなら目を見えなくすればいいんです
ヘリの音もヘッドセットで少しだけ遮れますし
良いんじゃないですか？」

A「あーアイマスクな…俺持ってねえな…」

白石「あ、じゃあ私の使いますか？」

A「え、いいのかよ」

白石「はい、友達との旅行先で買ったものなんですけど、結局まだ一度も使ってなくて…
今後も使う予定ないので、良かったら」

そう言って白石は引き出しからそのアイマスクを取り出した

白石「どうぞ」

A「…ハハッ！何だよこの柄」

白石「京都に旅行しに言った時に見つけたやつです
どうですか？可愛いでしょ」

A「可愛くねえよ！」

白石が渡したアイマスクは
少女漫画の様な目をした少女のレイアウトである

A「お前こういうのも買うんだな」

白石「まぁ…ちょっと酔っていたので…」

A「ハハッ…ありがとな
次のフライトで使うよ」

Aは白石に微笑み、試しにアイマスクを着けてみた

A「どうだ！」

白石「プッ…！史上最強に面白いです！
A先生ガタイ良すぎですよ！釣り合わなすぎます」

A「よっしゃ、これで藍沢達笑わそうっと」

白石「ちゃんとフライト中に使ってくださいね？」

A「勿論だろ！」

それからのフライト中
Aは白石から貰ったアイマスクを着けフライトをした。
一緒に乗っていた者達は何時も見るたびに笑ってしまうという。

肝心の恐怖症については、
前よりは震えも恐怖も軽減され、高所恐怖症については完全に無くなったという。

また、アイマスクは患者にも評判が良く
みんなの人気者…人気アイテムとなっている

その効果から、白石にお礼として食事に誘ったのは…

また別の話

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アイマスクすげぇ…
私、高所恐怖症でも乗り物酔いするタイプでもヘリ恐怖症でもないんで恐怖心がわかんないっす…

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